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政治・行政
2016年8月24日(水)9:07

最高は65~69歳で63%/参院選沖縄選挙区投票率

最低は10代の13・85%/市選管 初の「年齢別」まとめる

 市選挙管理委員会は7月10日に投開票が行われた、第24回参議院議員選挙沖縄選挙区の年齢別投票率をまとめた。投票率の最高は65~69歳で63・02%。最低は選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた10代(18、19歳)で13・85%だった。55歳以上から79歳までの全ての年齢階層で50%超え。年齢層が上がるにつれ投票率は高くなり、逆に年齢が下がると低くなっていることが浮き彫りになった。同選管が年齢別の投票状況をまとめたのは今回が初めて。投票率低下に歯止めを掛ける足掛かりにしたい考えだ。

 年齢別投票率は18歳~79歳までと、80歳以上の男女別年齢階層に分けて集計したほか、有権者を20~24歳、25~29歳と5歳区分にして投票率を比較した。

 5歳区分で見ると、高い順に▽65~69歳(63・02%)▽70~74歳(61・20%)▽60~64歳(57・27%)▽55~59歳(53・05%)-で、改めて高齢層が政治に関心を持っていることが分かった。

 一方で、50歳以下の年齢階層は50%を下回り、20~24歳は14・45%と8割以上が棄権した。

 投票率を男女別に見ると、18、19歳と25歳以上~39歳、50~54歳の比較的若い年齢層では女性が高く、55歳以上の年齢層では男性が高かった。

 選挙年齢の引き下げで投票率アップが期待されたが、18歳と19歳で13・85%と低調に終わり、県全体の42・58%も大きく下回った。住民票がある親元を離れて生活している大学生や専門学校生などが背景にあるとみられている。

 沖縄選挙区(改選1)には、幸福実現党県本部副代表の金城竜郎、自民党公認の現職で沖縄担当相の島尻安伊子、元宜野湾市長の伊波洋一の3氏が立候補。伊波氏が35万6355票で初当選し、次点の島尻氏に約10万6000票差の大差を付けた。

 宮古島市では当選した伊波氏を抑え、島尻氏が9646票を獲得しトップ。伊波氏は8596票で、島尻氏との差は1050票だった。

 投票率は43・23%となり、前回3年前の参院選時の42・20%を1・03ポイント上回った。


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