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スポーツ
2016年12月28日(水)9:04

佐渡山、58㌔級V/重量挙げ

大学対抗 2階級制覇


全日本大学対抗選手権で優勝した佐渡山彩奈(中央)=24日、さいたま市記念総合体育館(写真提供・日本ウエイトリフティング協会)

全日本大学対抗選手権で優勝した佐渡山彩奈(中央)=24日、さいたま市記念総合体育館(写真提供・日本ウエイトリフティング協会)

 重量挙げの第17回全日本大学対抗女子選手権大会は24日、埼玉県のさいたま市記念総合体育館で6階級を行い、女子58級で宮古高校卒の佐渡山彩奈(平成国際大4年)がトータル184㌔を挙げて優勝した。同69㌔級では同じく宮高卒の福里悠(東京国際大2年)が3位に入賞した。



 学生最後の大会となる佐渡山は、階級を一つ上げて試合に挑んだ。


 スナッチは76㌔からスタートし、79㌔、81㌔を確実に取った。ジャークは95㌔から始め、99㌔、103㌔を挙げて優勝を決めた。


 スナッチ、ジャークとも自己新の記録。佐渡山は前回53㌔級の優勝に続き、記録的にも納得のいく形で2階級制覇を飾った。


 佐渡山は「調整段階から少しずつ状態が良くなっていた」とコンディションの良さを勝因に挙げた。その上で「ランキングでは優勝は難しい位置だったが、気持ちで押していくことができた。最後の大会で勝てて良かった」と総括した。


 卒業後はいちご社へ入社して重量挙げを続ける。社会人として新たなスタートを切り、次の照準は来年5月の全日本選手権だ。


 佐渡山は「53㌔級には八木かなえさんという強い選手がいるので、そこに食い付いていけるように頑張りたい」と向上心を示した。


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