12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
政治・行政 教育・文化
2017年1月27日(金)9:07

宮島小、4月から休校/市教委発表

転校で児童数ゼロに/城辺幼も入園者少なく休園へ


4月から休校となることが決まった宮島小学校=平良島尻

4月から休校となることが決まった宮島小学校=平良島尻

 市教育委員会の宮國博教育長は26日会見し、宮島小学校(宮川悟校長)を4月1日から休校すると発表した。児童6人のうち、今年3月で卒業する6年生3人を除く3人の児童の保護者から、転校を希望する申請書が提出されていることを受けての措置。再び開校するには、複式学級の解消が条件となることから、極めて厳しい状況だ。また、城辺幼稚園も入園希望者が少なく基準に満たないことから、4月から休園となる。

 宮島小には1月現在、6年生3人、5年生2人、1年生1人の計6人が在籍している。

 このうち5年生と1年生の児童の計3人の保護者から、市教育委員会へ狩俣小への転校を希望する「通学指定校変更申請書」が提出された。

 申請書によると転校の理由は、「児童数が減少している中、少しでも多くの級友と触れ合いながら、小学校生活を過ごさせたい」。また、同校の児童は卒業後、狩俣中へ進学することから「それを見据えての校区外就学(狩俣小)を希望する」としている。

 会見で宮國教育長は「(転校)は十分な理由に相当すると判断し、学校長や保護者へ通知した」と述べた。

 市教委によると、転校を希望する市の条件は「転居する場合」「地理的条件により通学が困難」「部活動を行いたい・続けたい」など項目あり、今回の転校は「その他、教育長が特に必要と認める場合」に該当するという。

 城辺幼稚園は、入園手続きで希望者が3人だったため、学校基準の5人に満たないことから休園となる。

 保護者は、西城保育所や同幼稚園への入園を希望しており、宮國教育長は「希望に添うよう手続きを行っている」と話した。

 宮島小学校は1959年、平良教育区立狩俣小学校宮島分校として児童数70人、教員2人体制で開校。71年に平良市立宮島小学校として独立した。2016年度までに2082人の卒業生を輩出している。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!