12/05
2025
Fri
旧暦:10月16日 先勝 戊 
産業・経済
2017年3月21日(火)9:07

クルーズ船入港を歓迎/宮古島市

今年初 127回寄港へ/一層の観光振興に期待


グスタフソン・ハカン船長(右から3人目)らに記念品が贈られた=20日、下崎ふ頭

グスタフソン・ハカン船長(右から3人目)らに記念品が贈られた=20日、下崎ふ頭

 2017年初のクルーズ船が20日、平良港下崎ふ頭に入港した。急伸するクルーズ船観光のシーズンに突入。今年は12隻延べ127回の寄港(2月末現在)が予定されており、一層の観光振興が期待される。第1号はフィリピンから台湾を経由して到着した「カレドニアンスカイ」号。外国人観光客87人を乗せて接岸した。ふ頭では宮古島市が乗客、乗員を歓迎した。

 クルーズ船の寄港は、宮古島観光の起爆剤として注目されている。昨年は計86回寄港し、外国人観光客ら約12万人を受け入れた。

 今年は41回多い127回の寄港を予定。観光客の大幅増加に伴う一層の経済効果が期待される。

 クルーズ船観光需要をめぐる国の動きも活発だ。今年1月には平良港などを拠点港に指定。大型クルーズ船に対応できる岸壁の整備や、運航会社がターミナルビルなどの旅客施設を建設する方向性が定まった。

 最近では、宮古島市が外国人観光客から特に要望が多かった「Wi-Fi」を整備。西里、市場、下里の3通りでインターネットが利用できる環境を整えた。

 受け入れ態勢が強化される中、今年第1号となるカレドニアンスカイ号は20日昼ごろに入港した。総㌧数は4280㌧。全長90・6㍍の船が接岸された。

 市は歓迎セレモニーを開いてグスタフソン・ハカン船長ほか、すべての乗客乗員を盛大に歓迎した。

 下地敏彦市長は「カレドニアンスカイ号は昨年6月にも寄港し、多くの観光客をこの宮古島に送客してくれた。おかげで豊かで美しい自然をPRできた」と感謝した。その上で、「今回も心に残る旅になるよう願っている」と話した。

 この後、ミス宮古島がハカン船長らに花束と記念品を贈呈。船長からはワインのプレゼントがあった。

 ハカン船長は「今年も宮古島、日本で旅ができてとてもうれしく思う。素晴らしい自然の風景や、おいしい食事を楽しみたい。今後も訪れたい」と述べた。

 セレモニー後、下船した外国人はバードウオッチングや島内観光に繰り出して宮古島を満喫した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年11月6日(木)9:00
9:00

入域観光客66万5000人/25年度上半期

前年比3万人増 過去2番目に多く 2025年度上半期(4月~9月)の入域観光客数は前年比で3万6414人(5・79%)増の66万5270人だった。過去最多となった18年の68万355人に迫る2番目の記録。市観光商工課が5日発表した。9月の入域観光客数は12万7…

2025年11月5日(水)9:00
9:00

下地島・台中線新規就航へ/スターラックス

台北線は再開、来年2月から   下地島エアポートマネジメント(鶴見弘一社長)は4日、今年8月から10月24日まで下地島-台湾(台北)線を運航していた台湾のスターラックス航空が来年2月から再び同路線を運航すると発表した。今回は台北だけでなく新たに下地島…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!