05/19
2024
Sun
旧暦:4月11日 友引 壬 
イベント
2017年7月4日(火)9:06

水の大切さ再認識/宮古水まつり

親子で遊び、学ぶ/着工40年の皆福地下ダムで


大型プールで歓声を上げる子供たち=2日、城辺・皆福地下ダム公園

大型プールで歓声を上げる子供たち=2日、城辺・皆福地下ダム公園

 宮古水まつり(実行委員会主催)が2日、城辺の皆福地下ダム公園で開かれた。親子連れなど大勢の市民が参加。炎天下、大型プールやウオータースライダーで遊んだり、地下ダムの歴史を学んだりして水の大切さを再認識した。

 キャッチフレーズは「くがに(黄金)ゆがふ(世果報)みゃーくぬみず(宮古用水)」。

 これまでは地下ダム資料館付近を会場としてきたが、今回は皆福地下ダムが着工されてから40年の節目を迎えることを記念して同公園で開催した。

 会場では、園児や高校生らが演技を披露し盛り上げ。水を利用したゲームでは子供たちの歓声が響いた。

 中でも、そうめん流しは大人気。子供も大人も水に流したそうめんを競うように箸ですくって食べ、暑さを吹き飛ばしていた。

 地下ダム資料館では、昔の水汲み風景のパネル展や、宮古用水の歴史上映会、地下ダムの仕組みの説明会を開催。地下水をせき止め、農業用水として利用していることや、干ばつなどの自然災害に左右されずに農業ができることなど、地下ダムの効果や特長などについて学んだ。

 家族4人で参加した上原麻美さん(31)は「子供たちには、手洗いや歯みがきの時には水を出しっぱなしにしないよう普段から言っている。水まつりに参加して、水の大切さを考えてほしい」と話した。

 友達とそうめんに舌鼓を打っていた伊良皆日和さん(小5)は「家でもよく食べるけど、そうめん流しで食べる方がおいしい」と笑顔だった。

 開会セレモニーであいさつした下地敏彦市長は、「宮古用水(畑などに引いて作物の育成などのために使う水)の誕生は島の農業を様変わりさせた」と強調。その上で「サトウキビやゴーヤー、マンゴー、野菜、畜産など多種多様な営農が展開され、活力ある農業の源となっている」と述べ、貴重な資源を守っていこうと協力を呼び掛けた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年5月7日(火)9:00
9:00

宮古馬、ビーチで啓蒙活動/観光客らに事故防止呼び掛け

下地与那覇の前浜ビーチで5日、宮古馬を同伴した水難事故防止活動が行われた。宮古島署地域課、市地域振興課の職員ほか、宮古馬2頭、馬の飼育員が参加し、観光客や市民にライフジャケットの適正着用などが記されたガイドブックを配布して海での事故防止を呼び掛けた。

2024年5月7日(火)9:00
9:00

「 また絶対来たい 」/思い出とともに帰路へ

連休最終日・宮古空港 最大10連休となった今年の大型連休は6日、最終日を迎え、宮古空港はUターンラッシュのピークとなった。南国の自然を満喫した観光客や里帰りした人たちが、大きな荷物と思い出を土産に帰路に就いた。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!