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社会・全般
2008年5月25日(日)15:51

「ニューサシバ」地域に羽ばたくサシバのように

地域活動支援センター「サシバ」
 
「今日はゴキブリ団子を袋詰めして、役所に販売に行きます」。作業所に集まったメンバーは、先日作って乾燥させたゴキブリ団子をていねいに袋に詰め始めた。ここは、旧伊良部村母子健康センターの施設を利用して週四回(月・火・木・金)登録メンバーが集う小規模作業所。一九九五年、精神障害者支援施設として宮古圏域に初めて誕生した。利用者は十五人。所長の与那城元子さんは、親の会として最初からかかわったベテラン。「障害者が地域で安心して自立した生活が送れるように支援していきたい」と話す。
 
 一九八六年、精神障害者への関心の薄かった当時、旧伊良部町で当事者と宮古病院、宮古保健所がタイアップして、県内でも先駆的な活動として開始されたデイケア事業。当事者の仲間づくりや語り合いの場として活動が展開された。最初月一回の活動が週一回になり、週一回が毎日と、活動が活発になる中で、九五年の小規模作業所への設立へと発展していく。
 
 障害者自立支援法の施行によって、住みなれた地域で生活が送れるような社会づくりが重要視される現在、障害者と地域を結ぶ活動を十年以上続けてきた同会は、これまでの経験を生かし、任意団体の活動から特定非営利活動としての法人化を目指し、昨年四月に「法人サシバの会」として申請した。八月には認められ正式に「地域活動支援センター・サシバ」として登録される。これまで親しまれてきた「フレンドリッチニューサシバ」は、新たな活動に向けスタートした。
 
 与那城所長は「これまで以上に社会的信用を獲得することに努めながら、利用者が地域で安心して自立した生活ができるように支援しながら、また地域の理解と受け入れ態勢づくりも進めていきたい」と話し、仕事のメニューも徐々に増やしている。現在行われているのは、農作業の手伝い、空き缶や空き瓶の回収、コースターやポーチ、ビーズ小物などの手工芸、古着を回収してきて作る雑巾(・ぞうきん・)など。特に、雑巾は製糖工場などで重宝され、結構な収入源になっている。
 
 こうした活動が認められ、二〇〇六年、地域貢献を目的に福祉活動などを支援する「タイムスふれあい事業」の助成金を受けた。宮古圏域で初めて誕生した小規模作業所であるということ、それに三十代から六十代の利用者が社会復帰に向け、励んでいるということなどが認められた。何より、家族会「伊良部しあわせ会」の活動が利用者の生活リズムを整えることを主眼に置いていることなどが授与の対象となった。
 
与那城所長は「みなさんには、決して無理させず、その日の様子で仕事の内容を考えている」と話し、一人一人の気分を尊重する。施設の裏庭では、みんなで植えたナスやニガウリが実をつけ始めた。また、ローゼルの苗も植えつけた。ローゼル栽培を指導する近角敏通さんは、「実をつけたら、加工法なども教えていきたい」と話し、地域の理解者も増えている。「ナスやニガウリ、食べごろよー」


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