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社会・全般
2008年7月6日(日)16:22

宮古島市EM研究会/土壌―作物―人間

「いのちの連鎖を追求」14年の活動に自信―「継続は力なり」
 
環境を保全する中で、農畜産業の生産向上を図り、さらには消費者の健康増進にも寄与しようと研究を重ねるグループがいる。城辺からスタートして今や会員も全島にまたがる。月一回、研究会を兼ねた親睦グラウンドゴルフ大会は会員らが交流を深める中で、それぞれの情報を持ち寄り、楽しみながら生活に役立てる知恵を得る。会員は農業や畜産を営む者がほとんどで、低コスト、高品質、安全な農産物の生産がねらい。引いては身の回りの生活を考え環境の浄化につなげようというもの。


 
 
 十四年前、城辺町EM研究会でスタートした。EMとはEffective Microorganismsの略で有用微生物群のこと。数ある微生物の中でも有用な微生物を集めたもので、さまざまな汚れをきれいにし、腐敗菌を抑える働きをもつ。身の回りから地球の環境浄化までを目指した研究会の活動は幅広い。結成以来、会長を務める仲田繁市さんは「健康な土壌に健康な作物が育ち、それを食べる人間は健康に暮らせる。われわれの研究会は地道にこうした活動を続けている。継続は力だ」
 
 六月の研究会は、新城集落にある仲田会長のグラウンドゴルフ場で行われた。会員らはスポーツで汗を流したあと、テリハボクの木陰で勉強会。事務局長の平良敏彦さんが、資料を準備、会員の疑問や質問に答えた。平良さんは「EMに関しては、さまざまな疑問が寄せられるが、すべてはEMを知らないということが原因」と話し、会員らの質問に一つ一つていねいに答えていた。
 会員の中には、EMを活用した野菜を持ってくる者もおり、この日は、城辺福南で野菜農家を営む川満康男さんがオクラを全員に提供した。川満さんは、埼玉県で運送会社に勤めていたが、貧血がひどく、特定疾患(難病)手帳を受けるまでになった。八年前、帰郷し農業を始めた。そのころ出合ったのがEM。川満さんは「地元の薬草を十種類ほどいれてつくるスペシャルがあるが、それを飲むようになって一月ほどで健康を取り戻した。今では病院も薬も知らない」と話し、インゲンを始めメロンなども作る優良農家となった。

 現在二十八人の会員は、それぞれの目的で参加しているが、仲田会長は「個人的な益だけ受けて会を離れるのではなく、地道に勉強していく中で島全体の食生活や環境を良くしていく気概で一緒に学んでほしい」と入会を呼びかける。
 
 
「本物の時代到来」 事務局長 平良敏彦さん
 地方公務員のかたわら、城辺福南に住む母親を助けて牛の飼育やサトウキビを栽培してきた平良さん、かつては化学肥料を使っての農畜産を行っていた。重い病気をきっかけに健康に関心をもつようになり、そのころ、比嘉照夫さんの著書に出合う。それから牛にEMを応用するようになり繁殖障害が改善される。「それからですね、EMの効果を確信するようになったのは」と話し、以来仲田会長と二人三脚で会を盛り立てる。
「一、 二度失敗してすぐ諦める人が多い。本物を目指すには面倒くさがらないこと。
これから、食糧危機が訪れるかもしれない、その時に備えて家庭菜園も必要になってくる。化学肥料も年々高くなるし、もう時代は有機肥料を自分たちで作る時代になった。むしろ本物の時代が到来した」と話し、活動の広がりを期待する。
 
 
「目指すは島の環境浄化」 会長 仲田繁市さん
 教職を定年退職して、城辺新城で肉用子牛の生産を主体にした畜産業を営む。現在、母牛十二頭、山羊十八頭、イノブタ二頭。牛舎は、特有の臭さはなく、発酵した匂いで牛たちの色つやも良い。「飼料は、活性液にトウモロコシとフスマ、米ヌカを入れかくはんし、ぼかしを作っている。最近飼料の値段も世界的に高騰しているし、自分で作る方が安全でコストも安い」と話す。
 「戦後、安易に化学肥料に頼りすぎた。これからは環境のためにも有機肥料の時代。世界的に輸出規制なども出てくる中で、農業はいかにして自給率を上げるかだ。会員の中には海水に糖蜜とEMを配合した水肥を活用している者も増えた。地下水に頼る宮古では、硝酸性窒素の問題もある。今後、土壌にやさしく安全でおいしい作物の研究が課題になる」と話し、会の使命を強調する。


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