06/08
2023
Thu
旧暦:4月20日 大安 丁 
社会・全般
2010年5月8日(土)16:00

「鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会」

宮古島市文化協会は来る29日「鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会」を催す。酒座でのオトーリ口上はともかくも公の会場で方言の弁論大会ができるはずはない。第一誰も聞きに来ないよと出鼻をくじかれて始まった同大会
 
▼以来今大会で早17回目を迎えている。「収容1000人近い島最大の劇場のチケットが、30分で売り切れるなんて尋常じゃない。あの難解な宮古口での素人の弁論大会がなぜ?百聞は一見にしかず。僕は島に向かった」
▼かくて作家・編集者の三枝克之氏はJTA機内誌『コーラルウェイ』掲載の取材のためカメラマンを伴い来島した。「炎天下、会場のマティダ市民劇場には開場1時間前からすでに長蛇の列ができていた。(弁論大会は)正式には鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会」
▼「鳴りとぅゆんとは鳴り響く、みゃ~くは宮古だがこの~にも宮古口独特の抑揚が表現されている」「じつはこの島の言葉そのものがとても貴重な文化遺産だ」
▼「言語学的には琉球の言葉は日本の古語の名残を多くとどめているとされるが宮古方言はそのさらに古層を抱いた言葉なのだ」(同氏)。こうして三枝氏は出場者一人一人の弁論内容はもとより人柄や生い立ちもていねいに取材
▼「なぜ宮古の人々は素人でもあんなに話芸が上手なのだろう?…このオトーリこそがこの島の話芸をはぐくむ土壌だったのか」と結んだ。大戦の本土の防波堤、日本独立の犠牲、復帰後も基地の押しつけ等々の歴史を負い続けている。他府県の思いは「普天間」で如実に示された。再び「屈辱の日」にならないことを祈る。


カテゴリー一覧

観光関係

2023年5月23日(火)8:58
8:58

第49代ミス宮古島が決定

サンゴ・横川、ティダ・根間、ブーゲン・下地さん   宮古島観光協会(吉井良介会長)は21日、市内のホテルで第49代ミス宮古島の最終選考会を行い、3人のミス宮古島を決定した。ミスサンゴに横川夏希(なつき)さん(24)、ミスティダに根間陽佳(はるか)さん…

2023年5月21日(日)8:56
8:56

加温マンゴー販売開始/島の駅みやこ

昨年より3週間遅れ   島の駅みやこで20日、今季初入荷した加温マンゴーの販売が始まった。出荷したのは博愛農園(宮國邦夫代表)で、化粧箱入りのマンゴー、ミニマンゴーが店頭に並べられ観光客らが買い求めていた。 ビニールハウス内をボイラーで温めて育てた加…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!