01/18
2025
Sat
旧暦:12月19日 赤口 丁 
政治・行政 社会・全般
2010年10月15日(金)9:00

未使用爆弾275発を爆破/平良港湾

年度、過去最高の計1830発処理へ

日本製爆弾の処理で水柱は約50㍍まで達した=14日午前11時ごろ、平良港湾

日本製爆弾の処理で水柱は約50㍍まで達した=14日午前11時ごろ、平良港湾

 海上自衛隊沖縄基地隊の不発弾処理班は14日、平良港湾で旧日本軍が大戦後に投棄したとされる日本製の未使用爆弾275発を水中で爆破処理した。すさまじい爆発で、平良の市街地を中心に隣接する地域の建物が揺れ、衝撃音が響いた。今年度は計1830発を爆破処理することなっており、県が1979年度に統計を取り始めて以来、市(旧市町村統計含む)の年度別爆破処理件数は過去最高になる見通し。


 この日は、5インチ砲弾75発、81㍉迫撃砲弾200発、重さにして3・5㌧を2回にわたって爆破処理した。2回目の午前11時ごろ、「ドーン」と大爆発とともに、海面が白く盛り上がり、高さ50㍍まで黒色混じりの水しぶきを上げた。爆破地点から衝撃波が広がっていた。

 爆破処理は、13日と14日に計4回実施。2日で計535発を処理した。残りの1295発は、11月と来年2月に分けて処理される。
 爆破作業は、爆破地点から半径300㍍を航行禁止区域、同じく半径3000㍍を入水禁止区域に設定して実施した。また平良のパイナガマビーチと砂山の遊泳は安全面から禁止した。

 昨年から事業者の国や県、市町村は磁気探査による事前調査が義務付けられている。今回の未使用爆弾1830発は、平良港湾事務所発注の事前調査で発見されたもの。
 県によると、宮古で79年度から2009年度までに爆破処理した不発弾などは748発。今年度に1830発を処理すると2578発に上る。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年12月12日(木)9:00
9:00

ローズウッド来年3月開業/平良荷川取

世界的高級ホテル日本初進出/観光振興、地域活性化に期待   世界的高級ホテルチェーンの「ローズウッドホテルズ&リゾーツ」(本社香港、ソニア・チェンCEO)は、日本初進出となる「ローズウッド宮古島」を来年3月1日に開業、今月10日から同ホテル公式ウェブ…

2024年12月11日(水)9:00
9:00

「これからも地域と共に」

開業40周年、関係者招き祝賀会/宮古島東急ホテル&リゾーツ   宮古島東急ホテル&リゾーツ(白木敦義総支配人)は9日夜、同ホテルの開業40周年記念祝賀会を開催した。島内外の観光関係者、パートナー企業らを招き、これまでの感謝を示すとともに今後のさらなる…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!