04/23
2024
Tue
旧暦:3月15日 大安 丁 
社会・全般
2010年10月22日(金)9:00

意見発表で湧川さん(宮古)最優秀賞/県農業青年技術交換大会

畜産に懸ける思い発表/宮古勢3人が上位入賞

左からプロジェクト発表優秀賞の根間さん、同最優秀賞の仲宗根さん、意見発表最優秀賞の湧川さん、同優秀賞の伊志嶺さん=21日、県宮古合同庁舎

左からプロジェクト発表優秀賞の根間さん、同最優秀賞の仲宗根さん、意見発表最優秀賞の湧川さん、同優秀賞の伊志嶺さん=21日、県宮古合同庁舎

 2010年度の県農業青年技術交換大会(主催・県農業青年クラブ連絡協議会、県)が21日、県宮古合同庁舎で開催された。同大会の宮古開催は初めて。県内6地区から農業青年約70人、関係者約20人が参加した。意見発表では湧川農さん(宮古地区代表)、プロジェクト発表で仲宗根正人さん(中部地区代表)が最優秀賞を獲得した。宮古勢は最優秀に1人、優秀に2人入る活躍だった。最優秀の2人は県代表として、来年の九州・沖縄地区大会に派遣される。


 大会は発表や研修会を通して、互いの知識・技術を交換するとともに、親睦を深める目的で開催されている。
 意見発表に6人、プロジェクト発表に5人が登壇した。

 意見発表最優秀賞の湧川さんは、母牛飼養頭数110頭の大規模畜産農家。「農業の楽しさ、大切さを後輩たちに伝え、後継者育成につないでいきたい」と島に懸ける思いを発表した。「来る前に先輩たちの前で練習し指導を受けたのが功を奏した。九州大会では、もっと気持ちを込めて話せるようにしたい」と喜びを語った。

 仲宗根さんは、ハウス栽培の「ドンブリ勘定」を無くした奮闘ぶりを発表。ち密な原価計算などが評価された。「6回目の出場で、初めて最優秀賞を取れてうれしい」と笑顔だった。

 上原数見営農支援課副参事は「どの発表も堂々と、自分の言葉で話していた。自らの経営だけでなく、地域に視点を当てた発表が多かった」と講評した。
 会員の加入促進をテーマにした研修会では、「自分の利益に伴う研修があれば、会員は増やしやすい」「農業普及改良課では、作物別の勉強会を持ってほしい」などさまざまな意見があった。

 発表に先立って、比嘉俊昭県農林水産部長(代読)、枝川奏県農業青年クラブ連絡協議会長、高柳充宏沖縄総合事務局農林水産部長、下地敏彦市長らがあいさつ。
 開催地を代表した下地市長は宮古の農業を紹介した上で、「仲間と連携しながら、もうかる農業を実現してほしい」と激励した。

 上位入賞者と発表テーマは次の通り。(敬称略)
 【意見発表】最優秀賞=湧川農(宮古)「多良間を愛し、牛を愛す」▽優秀賞=伊志嶺直樹(同)「減農薬・減化学肥料への挑戦!」
 【プロジェクト発表】最優秀賞=仲宗根正人(中部)「ドンブリ勘定からの脱出!」▽優秀賞=根間祐樹(宮古)「削蹄を広げる~削蹄師1年目の挑戦~」


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!