04/26
2024
Fri
旧暦:3月18日 友引 庚 

Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/cnet01/www/miyakomainichi/wp-content/themes/miyako-mainichi2021/single.php on line 90
社会・全般
2010年11月28日(日)23:00

組踊り(行雲流水)

 組踊りは多良間以外、宮古には縁のない芸能だ。組踊りは音楽、舞踊、台詞で構成される沖縄独特の伝統楽劇。明治12年の「琉球処分」後、宮廷舞踊の組踊りは各地に伝わり豊年祭で演じられる


▼国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会は「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」(代表リスト)へ「組踊り」と「結城紬」を記載(登録)決定した。無形文化遺産条約は締結国が30カ国に達した06年に始まる。日本の登録は08年3件、09年13件、今年2件で18件

▼芸能、伝統工芸の技術などが対象で、文化庁が提案候補リストを作成してユネスコに提出。「多良間の豊年祭」も今回提案されたが、事前調査ではずされたと報道

▼72~78年にかけて組踊りをはじめ多良間の豊年祭、竹富島の種子祭、安田のシヌグ(国頭村)与那国島の祭事の芸能5件が国の重要無形文化財(芸能)に指定された。宮古、八重山で3件、組踊りも演じられる

▼「八月踊り」ともいう「多良間の豊年祭」では字仲筋が「仲宗根豊見親組」と「忠孝婦人村原組」、字塩川が「忠臣公之組」と「多田名組」の4番を演じる。明治の中期ころに伝わったようだ。「仲宗根豊見親組」は、豊見親ら宮古軍が与那国の鬼虎を平定した物語で多良間で創作された

▼多良間の豊年祭では総引き(出演者紹介)、獅子舞、若衆踊り、二才踊り、女踊り、組踊りなどが演じられる。島に渡り観劇することを勧めたい。島の誇る無形文化遺産が世界に認められる日が来ることを期待したい。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!