02/14
2025
Fri
旧暦:1月16日 仏滅 癸 
産業・経済 社会・全般
2011年2月13日(日)9:00

「うるま」の人気復活/たばこ値上げに伴い

宮古で販売好調


値上げに伴い人気が急上昇している「うるま」=12日、市内のコンビニエンスストア

値上げに伴い人気が急上昇している「うるま」=12日、市内のコンビニエンスストア

 本土復帰前の主流銘柄だった紙巻たばこ「うるま」の人気が、昨年10月の値上げを機に復活した。市内の大手卸売業者によると、日本たばこ産業(JT)の銘柄の中で、販売数量は、マイルドセブンスーパーライトに次いで2位。1箱250円の手ごろな価格が、販売増に結び付いたとみている。


 同業者が今年1月に卸売りした「うるま」は1万1200箱で、昨年同月(3670箱)の約3倍に増加。一方、「スーパーライト」は1万3380箱と、昨年の1万9020箱と比べ約3割減った。しかし、販売数量は1位の座を維持した。

 コンビニエンスストアの店員によると、値上げ前の「うるま」の消費者は50代以上が主だったが、現在は20代も買うようになった。

 卸売業者は「うるま」の底堅い人気の理由に、沖縄独自銘柄のたばこを土産に買う観光客が多いことや、05年のデザイン変更も挙げた。

 「バイオレット」も昨年の3590箱と比べ、約2倍の6870箱に増えた。順位は7~8位という。

 値上げ後、マイルドセブンから「うるま」に変えた60歳の男性は「うるまは学生時代に吸っていた、なじみ深いたばこ。味も良い。マイルド(410円)は高く、生活費に響く」と話した。
 うるまは190円から250円、バイオレットは180円から240円、マイルドセブンは300円から410円にそれぞれ値上げされた。

 卸売業者は「現在の販売額は、値上げ前を上回っている。数量も、ほぼ回復した」と話した。
 復帰前まで県内の会社が行っていた県独自の銘柄たばこ生産は、復帰に伴い、JTが吸収した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年2月13日(木)9:00
9:00

宮古モデルの構築、推進を

働き方改革支援事業報告会/観光協   宮古島観光協会(吉井良介会長)は12日、市役所で働き方改革推進支援助成金事業の報告会を行った。参加した会員らが、会員対象のアンケート調査の結果を通して観光業界の現状を再確認した。JTB総合研究所客員研究員(帝京大…

2025年1月31日(金)9:00
9:00

ミス宮古島ら大歓迎/ソラシドエアに168人

大分からチャーター便   宮古島観光協会と下地島エアポートマネジメントは30日、ソラシドエアのチャーター便(大分-下地島線)で訪れた観光客らを歓迎するセレモニーを下地島空港で行った。ミス宮古島の坂田祐梨(ゆり)さんや関係職員らが168人の乗客を「よう…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!