レンタカーフル稼働/ゴールデンウイーク後半
予約ぎっしり、震災の影響なし
ゴールデンウイークに入り、市内のレンタカーがフル稼働している。ある事業所によると、6日まで予約がぎっしり詰まっている。
今年のゴールデンウイークは東日本大震災の影響が懸念されていたが、稼働率は予想外に昨年を上回った。
同事業所の所長は「客足は、福島県の原発事故の影響のない西に向く傾向にある。那覇の本社の稼働率も、昨年よりいい。宮古では170台が休む間もなく動いている」と話す。
利用者は宿泊などとセットが7割、残りが飛び込みとインターネットによる予約。同所では車に空きがないため、飛び込み客の対応に苦慮している。
久保貴幸さん夫妻(広島県)は、レンタカーを利用して宮古島を4日間の旅。「宮古では、レンタカーがないと身動きが取れない。車で観光しながらあちこちの海に行き、楽しんだ」と旅に満足の様子だった。
上野博行さん(千葉県)は、妻と子ども2人の家族連れで訪れた。「レンタカーは、自由にあちこち行けるので便利」と太鼓判。「宮古は海がきれい。シュノーケリングを、子どもたちと楽しみたい」と胸を弾ませた。
宮古地区における2010年3月末現在のレンタカー保有台数はは1200台で、昨年同期と比べ189台の増加。5年前の684台と比べ、1・75倍に増えた。目的地に案内してくれるカーナビの普及も、需要を増やす追い風になったという。