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社会・全般
2011年8月7日(日)9:00

復興の願い、被災地に届け

JCがグリーンバルーン作戦


被災地の早期復興を願い45個の風船が空に放たれた=6日、パニパニコート

被災地の早期復興を願い45個の風船が空に放たれた=6日、パニパニコート

 宮古青年会議所(JC、中尾忠筰理事長)は6日、東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地の早期復興を願う全国的な取り組み「グリーンバルーンプロジェクト」をJC会館前のパニパニコートで実施した。


 同プロジェクトは、震災発生時刻の午後2時46分に全国各地でこの取り組み賛同した人たちと一緒に短冊を付けた緑の風船を空に放つもの。
 中尾理事長は「『希望の鶴プロジェクト』で被災地を訪れた際に『被災地に対する思いを忘れずに持ち続けてくれることで私たちの勇気になる』との言葉を受けた。この取り組みもその一つ。早期復興を願い、これからもいろいろな支援をしていきたい」と述べた。


 プロジェクトには市内の小学生らが参加。仲間大翔君(城辺小5年)は「被災地の人たちが1人でも多く元気になり、早く復興するよう頑張ってほしいとの願いを込めた」と話した。
 今回、空に放たれた風船は45個。この風船は水に溶ける自然に優しい素材で出来ている。
 風船には、ひまわり、コスモス、マリーゴールドの種も付けられ、子どもたちの手を離れた風船は大空高く舞い上がった。
 この取り組みは、宮城県出身で兵庫県姫路市に住む主婦が故郷のために何かしたいとの一念で姫路東北人会を立ち上げ、全国に今回のプロジェクトへの参加を呼び掛けて実現した。


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