教育・文化 社会・全般
2011年8月19日(金)9:00
海の恵みに感謝/船釣り、魚解体に挑戦
宮島小児童
宮島小学校(上里雅章校長)は18日、第7回船釣り大会を実施した。子どもたちは沖釣りでムロアジ(方言名ムル)やタカサゴ(同グルクン)、キツネウオ(同サダミ)などをゲット。海の恵みに感謝し、全員で喜びを分かち合った。
「海の自然や偉大さに気づき、感性豊かな心情を育てる」などが狙い。島尻船主会(新里孝弘会長)、地域住民、児童の父母らが協力した。
2年生以上の18人が船釣りに挑戦。1年生4人と園児2人の計6人が船上遊覧で、先輩たちの釣り光景を見学した。参加者らは、島尻漁港から10隻余の漁船に分乗。全員がライフジャケットを着用し、安全を確保した。
船釣りは午前9時すぎに出港し、同11時30分までに戻った。子どもたちは、クーラーボックスを埋めるほど大漁だった。全員で魚の解体を行い、揚げ魚や魚汁、刺し身の料理に舌鼓を打った。また母親らは、サメの和え物やおにぎりでもてなした。
上里校長は「安全航海で、予想以上の大漁だった」と喜んだ。辺土名仁美さん(4年)は「グルクンを43匹釣った。船上は暑かったが、グルクンがたくさん釣れたので楽しかった」と笑みをこぼした。