博愛の心 再認識/上野まつり
多彩な催しに沸く
第4回博愛の里上野まつり(主催・博愛の里上野地域づくり協議会)が9日、上野体育館で行われた。子どもからお年寄りまでが参加し、運動会と舞台発表、ゲームなどを取り入れた多彩な催しに歓声を上げた。「心一つに、私たちの大事な上野」をテーマに、地域の輪と、先祖から伝わる「博愛の精神」を再認識した。
方言ラジオ体操で幕開けしたまつりは、50㍍走やゲートボールリレー、部落対抗男女リレーのほか児童、生徒、PTAのメンバーらが踊りを披露。老人クラブや婦人会、青年会もそれぞれの特色を出した演技を繰り広げた。
宮古そば完食早食い競争やビール早飲み競争、腕相撲大会には、地元の若者らが参加し盛り上げ。「じゃんけん大会」には、子どもからお年寄りまでが集まり、賞品をめぐり熱い戦いを繰り広げた。
昼食時間には、1000食の牛汁とおにぎりを無料配布。家族連れなどが長蛇の列をつくった。
じゃんけん大会に参加した高江洲忠吉さん(85歳)は「にぎやかで楽しい1日を過ごさせてもらっている。地域の団結が感じられる祭りなので、これからも続けてほしい」と笑顔だった。
主催した地域づくり協議会の垣花義一会長は「まつりを通して、さまざまな面で一致協力ができれば。子どもからお年寄りまでが心を一つに上野地区の活性化に向けて頑張っていけば、それは宮古島全体につながっていく」と祭りの意義を強調していた。
祭りは、美しい博愛の心を基調に地域住民参加による相互の交流、協調性豊かな活力ある博愛の里上野地域づくりを図ることを目的に開催された。
悪天候のため、当初予定の上野陸上競技場から上野体育館に会場を変更した。