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政治・行政 教育・文化 社会・全般
2011年10月22日(土)9:00

数字で見る学校規模適正化(下)/新たに6校舎建設へ

市教委統合計画/建設費用は総額62億円


 市教育委員会(宮国博委員長)の「宮古島市立学校規模適正化についての基本方針」では今後、2018年度までに小学校と中学校でそれぞれ3校、合計6校の新しい学校が誕生することになる。その建設費用を同委員会では約62億円と見込んでいることが本紙の取材で分かった。1校平均で約10億円の建設費を予定している。


 ■ 小学校
 同委員会が決定した小学校統合の基本方針は、2014年度までに▽鏡原と宮原▽伊良部と佐良浜▽来間と下地―の統合を行う。
 16年度までに城辺地区の4校(福嶺、城辺、西城、砂川)を1校に統合する。
 さらに、18年度までに平良北部地区(西辺、狩俣、宮島、池間)の4校を1校に統合する。
 このうち、鏡原と宮原、来間と下地の統合以外はすべて統合新設校となり、新校舎を建設することになる。
 新校舎建設の費用は、平良北部地区の統合校では9億8700万円、城辺地区新設校は10億8900万円、伊良部地区新設校は11億1900万円を見込んでいる。


 ■ 中学校
 中学校統合の基本方針は、14年度までに▽来間を下地に統合▽同年度をめどに佐良浜、伊良部を統合▽福嶺、城辺、西城、砂川を16年度をめどに1校に統合▽池間、狩俣、西辺(北部地区)を18年度をめどに1校に統合―。
 このうち、来間と下地の統合以外はすべて新設校が設置される。
 新校舎建設の費用は、平良北部地区の新設校が10億3000万円、城辺地区新設校が9億8600万円、伊良部地区新設校が10億4800万円となっている。


 ■ 項目と費用
 新校舎建設については「基本・実施設計」「用地交渉」「校舎建設」「体育館建設」「プール建設」「運動場整備」があり、小学校に関しては「幼稚園舎建設」。中学校に関しては「武道場建設」がそれぞれ追加される。
 校舎の建設費用は、平良北部地区小学校と同地区中学校、城辺地区中学校、伊良部地区中学校がそれぞれ4億8000万円。
 そのほか、城辺地区小学校が5億9000万円。伊良部地区小学校が5億5000万円となっている。
 小学校の「幼稚園舎」建設費は、城辺と伊良部が7800万円、平良北部地区が4600万円となっている。
 新設の3中学校に建設される「武道場」はそれぞれ4800万円。


 ■ 負担
 新校舎建設の費用について、沖縄県の場合は復帰特別措置法で国が75%、市が25%負担となっている。
 補助対象となるのは「校舎」「園舎」「体育館」「武道場」の建設費用で、市では合併特例債の活用を予定している。
 「箱物」が補助される一方で、補助のない新設6校の用地交渉費は約10億円を見込んでおり、校舎建設全体でみると市の持ち出し分の額も大きい。
 市は今年度以降も合併特例債を活用して、ごみ処理施設、図書館整備等の事業で約113億円の起債を予定している。
 そうした中で、市教委が方針として示した8年間という期間で6校の新校舎建設は市の財政にも大きな影響を与える見込みで今後、各住民説明会で当局がどのような見解を示すのか注目される。
      (垣花 尚)



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