01/20
2025
Mon
旧暦:12月21日 友引 己 大寒
社会・全般
2011年12月3日(土)9:00

島の学びや消える/大神小中学校

住民26人「寂しい」/校舎解体が本格化


解体されていく校舎=2日、大神島

解体されていく校舎=2日、大神島

 今年3月31日付で廃校となった大神小中学校の校舎解体工事が本格化した。鉄筋コンクリート造りの校舎は重機によって解体が進められている。住民26人は島から学校が消えることに寂しさを隠せない。同校卒業生で大神島で暮らす友利行雄さん(63)は「学校が消えることは寂しい」と話した。


 学校沿革史によると、1933(昭和8)年5月9日、狩俣尋常高等小学校大神分教場として設置された。その後、校名を改称しながら57(同32)年4月1日に大神小学校と独立した。設置から今年で78年。一方、大神中学校は57(同)年4月1日に狩俣中学校から分離独立し、今年で54年。2008(平成20)年4月1日から児童生徒の在籍がゼロとなり、市教育委員会は休校の措置を取っていた。

 休校から再開のめどが立っていないことから、廃校の手続きが取られた。鉄筋コンクリート造り校舎は老朽化が進んでいた。解体工事現場では、排出されたアルミ類や鉄類、コンクリート破片などは分別し、バージ(台船)で池間島に輸送。そこからトラックで宮古本島に運ばれている。解体工事期間は11年11月4日~12年2月15日まで。事業費は解体や海上輸送などを含めて約3000万円。

 校舎跡地の再利用はまだ決まっていない。友利さんは「更地になってから、市長に新施設建設を陳情したい。これから住民とゆっくり話し合い、具体的な施設を決めたい」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年12月12日(木)9:00
9:00

ローズウッド来年3月開業/平良荷川取

世界的高級ホテル日本初進出/観光振興、地域活性化に期待   世界的高級ホテルチェーンの「ローズウッドホテルズ&リゾーツ」(本社香港、ソニア・チェンCEO)は、日本初進出となる「ローズウッド宮古島」を来年3月1日に開業、今月10日から同ホテル公式ウェブ…

2024年12月11日(水)9:00
9:00

「これからも地域と共に」

開業40周年、関係者招き祝賀会/宮古島東急ホテル&リゾーツ   宮古島東急ホテル&リゾーツ(白木敦義総支配人)は9日夜、同ホテルの開業40周年記念祝賀会を開催した。島内外の観光関係者、パートナー企業らを招き、これまでの感謝を示すとともに今後のさらなる…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!