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2011年12月25日(日)9:00

イモ事業、本格スタート/苗の植え付け始まる

来年3月、無償で配布


来年3月にも配布を開始するイモの苗を植え付ける農政課職員=平良東仲宗根添

来年3月にも配布を開始するイモの苗を植え付ける農政課職員=平良東仲宗根添

 宮古島産イモを戦略的品目に位置付ける宮古島市はこのほど、イモの苗の植え付け作業を開始した。今後7㌶相当分の苗を作り、来年3~4月には希望農家に無償で配布する。宮古島産イモの島内における普及拡大を図り、島内外に売り出しながら宮古島産ブランドの確立を目指す。


 宮古島市がこのほど策定した宮古島産かんしょ6次産業化計画の一環。多くの農家にイモの可能性を再認識してもらい、農業振興および経済発展につなげることが大きな狙いだ。
 植え付け作業は平良東仲宗根添にある市所有の㌃の畑で行われている。品種は▽ちゅら恋紅▽V4▽宮農号▽備瀬▽カンタ▽沖夢紫―の6種類。市農政課の職員が植え付けている。


 栽培する苗は遅くても来年4月までに希望農家に配布する。配布用の苗の量は受け付け件数に応じて決める方針。すでに件の申し込みがあり、現在も受け付けている。
 かんしょ6次産業化計画によると、計画初年度となる今年度は栽培面積6㌶で収量108㌧、1620万円の生産額を目指す。年後の2021年度には㌶で2520㌧を生産し、3億7800万円の販売まで拡大させる方針。


 かんしょ計画は、1597年に砂川親雲上旨屋が宮古島に持ち帰ったとする史実を重視して策定。「琉球最古の伝来地」をアピールしてブランド化を目指す。
 イモは干ばつや台風に強い作物で、季節を問わず年に2回収穫できる。県内の相場で生イモ1㌔当たりの買取代金は150円、㌃当たりの収量(反収)は平均1・8㌧としており、販路が安定すれば反収で万円の収益を生む。


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