2年に1度、作品展/パッチワークキルトサークル風香
未発表の新作ぞろい
パッチワークキルトサークル風香(上原みち子代表)の会員は現在9人。浦添支部を含めると16人になる。2005年の1月に当時子どもたちが幼稚園に通っていた「ママ友」5人で始まった。04年のクリスマスに「ママ友」たちが上原さんの自宅=東仲宗根=に集まった。そのときに飾ってあったキルトを見て「自分たちでも作ろう」と翌年立ち上げた。
風香は2年に1度市内で作品展を開催している。今年の12月にも4回目を計画している。作品展には個人の作品のほか、「ファミリー作品」と呼ぶ、メンバー全員が関わって仕上げる大きなキルトが展示される。展示作品は全て未発表の新作。
「初めは子どもたちの上履き入れや絵本バッグを作っていた」。以後、メンバーも徐々に増え、ベッドカバーなどの大物も手がけ始めた。
メンバーたちは毎週土曜日に上原さん宅に集まり、製作中の作品や構想などを焼きたてのパンとお茶を楽しみながら話す。「これがお互い良い刺激になっている」と口をそろえる。
キルトづくりは「こつこつと一人でできるところがいい」と言うが、やはり集まることで情報交換をしないと運針は進みにくいという。「集まることで刺激し合い、自宅で作業を進めるのが楽しい」と話す。
魅力はこつこつやっていれば必ず完成することと、完成したときの達成感。メンバーの一人は「亭主が飲みに行っていても、一人で楽しみながらできるし、いいですよ」と笑顔で話した。