故郷思い社協に100万円/伊良部出身4企業の社長が寄付
福祉車両の購入で
【那覇支社】伊良部島出身で、沖縄本島で事業を営む4企業の社長が4日、宮古島市社会福祉協議会伊良部支所(大城博紀所長)に100万円の寄付を行った。寄付金を贈呈したのは、匠の技沖縄(伊計高秋社長)、かつ空調設備(勝連順英社長)、永技研(前里幸三社長)、的エンタープライズ(伊佐信広社長)の4人。
市社協伊良部支所は同支所が管理運営する介護事業所の車両が老朽化し廃棄処分にしたため、新たなリフト付き福祉車両の購入が急がれていた。支所予算だけでは購入することができなかったため、伊良部出身の企業に寄付の依頼をしたところ、4社が快く寄付に応じた。
寄付金贈呈を行った伊計さんは「故郷を思う心は、みな同じ。リフト車の利用で故郷のお年寄りの社会生活が円滑に行えれば幸いだ」、勝連さんは「4人の心強いタイアップで協力することができた。今後も支援に協力する企業主を増やしていきたい」、伊佐さんは「微力ながらお手伝いをさせてもらった。これからも頑張って支援していきたい」とそれぞれ述べ、今後も故郷の福祉向上に協力したい考えを示した。
贈呈を受けた市社協の下地信広事務局長は「貴重な浄財に心から感謝している。少子高齢化の時代、伊良部に生まれて良かったといわれるよう安心安全な地域環境づくりに取り組みたい」と感謝の意を表した。