豊穣期待し「点眼式」/土地改良区
龍起こしの儀を挙行
宮古土地改良区(仲間克理事長)が「龍舞」用として先月、台湾で購入した「龍」の龍起こしの儀「点眼式」が8日、城辺福東の中央管理所前で行われた。
点眼式には、琉球華僑總會の林国源会長や中山龍二副会長らも参加し、黄金の龍の額や目、鼻、口、耳、体などに筆で小さな朱色のの点を付け、龍に魂を入れた。
林会長は「台湾では龍は神の使いで地域に平和と幸福をもたらすとされている。この金の龍が宮古に多くの幸福をもたらしてくれると思う」とあいさつした。
龍は古来から、雨をあやつり大地を潤す豊穣の神様といわれ、水と龍は関わりが深いことから、宮古水まつりではこれまで下地中学校の生徒らが「龍舞」の演舞を行い、定着してきた。
水まつりに「龍舞」は欠かせない踊りとなり、さらに今年は「宮古龍獅団」(砂川吉一団長)も結成されて同龍獅団が9月に台湾で「龍」を購入した。
「龍舞」を始める際には、龍起こしの儀「点眼式」を行うこととなっており、今回は琉球華僑總會の協力を得て式が行われた。
式後には、「龍舞」の演舞も行われ、関係者たちは島の農業が潤い、地域活性化が図られることを願った。