07/19
2025
Sat
旧暦:6月24日 大安 戊 
社会・全般
2013年2月1日(金)9:00

宮城さん厚労大臣賞/長年助産師一筋

取り上げた赤ちゃん3500人以上


右から下地市長、宮城さん、安座間和美宮古病院看護師長、浜元勝枝宮古助産師会長=31日、市長室

右から下地市長、宮城さん、安座間和美宮古病院看護師長、浜元勝枝宮古助産師会長=31日、市長室

 長年助産師を務めた宮城育子さん=奥平産婦人科勤務=が、2012年度の産科医療功労者厚生労働大臣賞を受賞し31日、下地敏彦市長に報告した。大臣賞受賞は全国で41人、県内からは宮城さん一人。宮古の受賞者は、11年の浜元勝枝さんに次いで2人目となった。「とても感激している。賞は自分一人のものではなく、支えてくれたみんなのもの。賞を出発点に、これからも頑張っていきたい」と喜びを語った。

 下地市長は「長い間の努力が報われて良かった。手話サークルなど福祉活動も素晴らしい。これからも頑張ってください」と祝福した。

 宮城さんは、22歳で助産師の仕事に就いた。これまで約45年の間に、3500人以上の赤ちゃんを取り上げた。

 「赤ちゃんが産まれると、周囲が明るくなる。おめでたい雰囲気に包まれる。母親は陣痛の苦しみから、笑顔になる。幸せな人生を願い、産湯に入れる。出産時の感動や感激には、助産師でないと出会えない」と仕事冥利を話す。

 仕事の駆けだしのころ、生まれた子どもの中には、「孫が生まれた」と喜びの報告をする人もいるという。

 手話サークル活動は、ろう者の出産を担当したのが、きっかけとなった。「産婦さんが、涙を流して苦しんでいるのに、言葉を伝えられなかった」ことに、ショックを受けた。1988年に手話サークル「がじゅまるの会」を結成。現在も活動を続けている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年7月8日(火)9:00
9:00

フレーム切手の販売開始

宮古の風景や「まもる君」使用/郵便局   日本郵便沖縄支社(那覇市、金城努支社長)は7日、交通安全を願ったオリジナルフレーム切手を販売開始した。夏の観光シーズンを前に、安全運転で観光を楽しめるよう宮古島地区交通安全協会と協力して作成。色鮮やかな宮古島…

2025年7月5日(土)9:00
9:00

水難、交通事故注意を

外国人観光客に啓発活動/宮古島署など   宮古島署、宮古島海上保安部、市、宮古島地方気象台は3日、下地島空港で「水難事故および交通事故防止」の啓発活動を合同で行った。韓国と香港からの到着便に合わせ、署員や職員がパンフレットなどを配布し事故防止を訴えた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!