04/26
2024
Fri
旧暦:3月18日 友引 庚 
社会・全般
2013年2月17日(日)9:00

支援の重要性を訴え/がんケア講演会

保坂氏(聖路加国際病院)が「トトロ」題材に


保坂氏の講演に聞き入る来場者たち=16日、県宮古合同庁舎2階講堂

保坂氏の講演に聞き入る来場者たち=16日、県宮古合同庁舎2階講堂

 「沖縄がん心のケア研究会」(事務局・那覇市)主催の講演会「家の力と家族のチカラ」が16日、県宮古合同庁舎2階講堂で開かれた。聖路加国際病院精神腫瘍科医長の保坂隆氏がアニメ映画のストーリーを通して、患者を支援するソーシャルサポートの重要性を訴えたほか、一般的に言われる「死ぬときの五つの後悔」などを紹介した。



 保坂氏は、宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」を題材に講演を行った。映画の中で主人公の姉妹2人を助けてくれた「トトロ」と「ネコバス」は、患者の身近にいて、支援したり助けてくれる「ソーシャルサポート」であるとの解釈を提示。なかでも「トトロ」は情緒的な、「ネコバス」は道具的なサポートをしているとの考えを示すとともに、がん患者でもソーシャルサポートがある人の方が死亡率は低いことを説明し「家族や親戚のつながりが強い沖縄もソーシャルサポートを強く感じる」と語った。

 一般的に言われる「死ぬときの五つの後悔」として①健康を大切にしなかった②やりたいことを先送りしていた③正直に言えなかったことがある④会いたい人に会っておかなかった⑤愛する人にありがとうと言えなかった-の5点を挙げ「自分の余命を知らないと愛する人に最後に『ありがとう』と言うことができない」として、がん患者への告知に対する持論を示した。

 来場者たちはメモを取ったりしながら保坂氏の話に聞き入っていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月21日(日)8:54
8:54

「宮古横丁」がプレオープン/観光スポットに期待

ホテルアートアベニュー 平良西里にあるホテルアートアベニュー(旧ホテル共和別館)の1階に、タイ料理など7店舗が入る「宮古横丁」が19日、プレオープンした。経済団体や観光団体など関係者らが盛大に開業を祝った。

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!