07/27
2024
Sat
旧暦:6月22日 先負 壬 
社会・全般
2013年3月2日(土)9:00

2頭の獅子で厄払い/城辺比嘉で旧二十日正月祭

豊年と無病息災も祈願


2頭の獅子が舞い、リフォームされた家の厄払いをした=1日、城辺比嘉

2頭の獅子が舞い、リフォームされた家の厄払いをした=1日、城辺比嘉

 城辺比嘉自治会の「旧二十日正月祭」(パツカショウガツ)が旧暦1月20日に当たる1日、比嘉集落内で行われた。2頭の獅子がリフォームされた家や農機具購入者の家を回って厄を払うとともに、豊年と無病息災を祈願した。


 同自治会によると、旧二十日正月祭は1913年に始まったとされる。明治時代、字有地財産を巡って訴訟に発展した士族と平民の争いの解決(和解)が旧暦1月20日だったことから同日を記念日に設定。獅子舞や競馬、角力などが行われるようになったという。

 始まりから100年目となった1日の祭りにも多くの地域住民が参加した。開会の行事が公民館前で行われ、同自治会の平良健会長が「旧二十日正月祭は先人と先輩方が築いてきた輝かしい伝統行事。豊年と無病息災を祈願し、活力ある豊かで安心な比嘉自治会の発展に努めよう」と述べた。

 祭りが始まると、はじめに2頭の獅子を先頭に、クロツグ(方言名マーニ)の草の冠を頭に載せた住民が公民館の建物を3周回って厄払いをした。引き続き公民館前の広場で獅子舞、比嘉のクイチャーを踊って五穀豊穣を祈願した。

 集落を一回りした後、2012年度に家屋をリフォームした人や農機具を購入した人の計6宅を訪れ、獅子舞などで厄払いをした。

 昨年51年ぶりに帰郷して実家をリフォームした下地恵壹さんは「素晴らしい厄払いをしてもらって感謝している。この伝統は本当にすごいし感動している」などと話していた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年7月21日(日)9:00
9:00

キッチンカーグルメ満喫 「 ひらりんマーケット 」

ひらりんマーケット(主催・日本観光振興協会、宮古島市)が20日、平良港内のひらりん公園で開催された。会場には、たこ焼きやかき氷などキッチンカーが6台、アクセサリーなど物販が8店舗参加し、地元住民やクルーズ船観光客らがお目当ての商品を買い求めながら交流を楽しんだ…

2024年5月24日(金)9:00
9:00

観光映像祭で準グランプリ

宮古上布テーマのPR映像 宮古島観光協会(吉井良介会長)の持続可能な観光PR映像「a letter from 島を継ぐ」が第6回日本国際観光映像祭で準グランプリに輝いた。また、地方観光カテゴリでは最優秀賞を受賞した。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!