11/11
2024
Mon
旧暦:10月10日 先勝 戊 
産業・経済 社会・全般
2013年6月28日(金)9:00

宮古特産品の発信拠点へ/パラダイスプラン

「島の駅」オープン/野菜、魚、肉など品ぞろえ


大勢の客が訪れ目当ての品物を買い求めた=27日、島の駅みやこ

大勢の客が訪れ目当ての品物を買い求めた=27日、島の駅みやこ

 パラダイスプラン(西里長治社長)が運営する農水産物や特産加工品の直売所「島の駅みやこ」が27日、平良久貝の国道390号(通称・バイパス)沿いにオープンした。同所を利用して物産を販売する生産者は約150人。農水産物加工品を豊富にした品ぞろえが特徴で約500品目を取り扱う。西里社長は「島の駅みやこを宮古島のものづくり(特産品)の情報発信拠点にしたい」と抱負を語った。初年度の売り上げは3億円を目指す。


 オープニングセレモニーで西里社長は「雪塩を通して培ってきた製造、販売技術を宮古のために役立てたいと思った」と、島の駅開設の動機を語った。キャッチコピーの「わくわくみやこ宝島」は、宝島のようにどんどん宝が出てくる宮古島をイメージしたという。

 下地敏彦市長は、伊良部大橋が開通するとバイパスが表通りになるとした上で、「島の駅をにぎわいの空間にしてほしい」と、同所の発展に期待を込めた。

 西里社長や下地市長らがテープカットで、オープンの節目を飾った。

 加工品は雪塩や宮古みそ、泡盛、黒糖菓子、味付けモズク、カツオ削り、お茶、菓子類、ゼリー、ジャムなどがずらり並ぶ。

 イモモチや味付けカツオなどを買った75歳の男性は、「宝島(宮古)の商品がたくさんある。新鮮な海産、農産物も多い。地産地消に貢献すると思う」と笑顔で語った。

 宮古島漁協の直売店も、入居した。新鮮な魚介類を満載。初日は、マグロの巨大ハンバーガーや刺身の試食会を開き好評を博した。野菜、肉も豊富にそろう。

 西里社長は、「農水産物は加工することによって、価値が高まり、地域経済活性化や雇用に結び付く」と強調。今後に向けては、新商品の開発を支援し、販路は地元だけでなく国内や香港、台湾など世界も視野に入れていることを示した。

 敷地面積は2852平方㍍、建物面積が561平方㍍。駐車可能台数は46台。営業時間は7月12日までは午前9時から午後6時。13日からは午後8時までの平常営業になる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月9日(土)9:00
9:00

「観光は地方創世の柱」

観光庁・長﨑部長ら視察来島/座喜味市長と意見交換   国交省観光庁の長﨑敏志観光地域振興部長と跡見学園女子大学の篠原靖准教授が8日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、宮古島観光振興で意見を交わした。市は観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する事…

2024年10月28日(月)9:00
9:00

宮古・石垣線6年半ぶり再開

ANA、初便乗客に記念品   全日本空輸(ANA)は27日、宮古-石垣路線を6年半ぶりに再開した。先島諸島における利便性の向上を図ることが目的で1日1往復。運航機材はボーイング737-800型機(定員166席)。ANA宮古支店の吉岡大支店長らが、初便…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!