社会・全般
2013年8月8日(木)9:00
監視施設の水 底を突く/福里地下ダム水位
淡水魚も避難
福里地下ダムの水位・水質を監視する施設(城辺福東)にたまっていた水は、干ばつに伴う同ダムの水位低下を受け7日、ほぼ底を突いた。2000年に完成して以来、同施設の水が無くなるのは初めて。同施設のたまり水に自然に生息していたテレピア(淡水魚)も、水を求めて穴の奧に避難した。
福里ダムの満水時の水位は46㍍で、同ダムの水は6月末まで監視施設の止水壁を越えて流れ出ていた。その後、干ばつが続いて減り続け、7日には満水時より2・16㍍低下。乾き切った底の泥には、亀裂が走った。
福里ダムの地下水は、仲尾峰(比嘉)、ミルク峰(西中)、ピンフ岳(福山)の各ファームポンド(FP)に送水している。6日に同ダムからくみ上げた水は、適正量の8万㌧。7月23日に9万3000㌧もあった揚水量は、夜間断水で大幅に改善した。
散水曜日を守らないルール違反者は、徐々に減っているという。改良区は、散水曜日と散水時間を守らないケースに対しては、かん水を強制的に停止する措置をとっている。