02/14
2025
Fri
旧暦:1月16日 仏滅 癸 
産業・経済 社会・全般
2013年10月8日(火)9:00

農業被害1億7500万円/台風23号

キビが95%占める


台風23号の強風で倒伏したサトウキビ=7日、平良西里

台風23号の強風で倒伏したサトウキビ=7日、平良西里


 5日の昼すぎから6日の昼すぎにかけて約23時間、宮古島地方を暴風域に巻き込んだ台風23号に伴う農業関係の被害額は1億7500万円(宮古島市1億5600万円、多良間村1900万円)=速報値=に上った。作目別の被害額はサトウキビが1億6600万円と最も大きく、全体の95%を占めた。宮古島市や多良間村などが7日発表した。


 サトウキビは台風の風向きの変化であちこちの向きに倒れた。乱倒伏といい、根の付きが弱まったキビは、枯れることがあり回復力も弱い。梢頭部の折損は少ないものの、葉の多くがざやざやに裂けた。
 サトウキビの被害面積は4764㌶で被害率は、3・0%。作型別の被害率は、株出が3・9%と高い。被害額の市町村別内訳は宮古島市が1億4700万円、多良間村が1900万円。

 野菜の被害は露地作物に目立ち、施設野菜は植え付けが本格化する直前だったため、少なかった。
 被害総額は、830万円。露地野菜のオクラが最も多く287万円だった。メロンの149万円やトウガンの115万円も多かった。

 オクラは葉のちぎれた茎を切り戻して、その後に新しく育つ茎に実を付けるまで約1カ月間の生産ロスも被害額として算出した。多良間村における野菜の被害は、報告されていない。
 農業関係施設では、73万5000円の被害があった。上野ではパイプハウス4棟(1棟2・5㌃)が損壊し、使用不能になった。
 水産業関係の被害は、27万円に上った。久松漁港では、海ブドウ養殖施設の窓が破損した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年2月13日(木)9:00
9:00

宮古モデルの構築、推進を

働き方改革支援事業報告会/観光協   宮古島観光協会(吉井良介会長)は12日、市役所で働き方改革推進支援助成金事業の報告会を行った。参加した会員らが、会員対象のアンケート調査の結果を通して観光業界の現状を再確認した。JTB総合研究所客員研究員(帝京大…

2025年1月31日(金)9:00
9:00

ミス宮古島ら大歓迎/ソラシドエアに168人

大分からチャーター便   宮古島観光協会と下地島エアポートマネジメントは30日、ソラシドエアのチャーター便(大分-下地島線)で訪れた観光客らを歓迎するセレモニーを下地島空港で行った。ミス宮古島の坂田祐梨(ゆり)さんや関係職員らが168人の乗客を「よう…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!