ヘリでの医療搬送を訓練/宮古空港
医師や看護師ら参加
2013年宮古島地区洋上救急慣熟訓練(実施主体・洋上救急センター沖縄地方支部)が13日、宮古空港で行われた。宮古病院、徳洲会病院と下地診療所の医師と看護師9人が参加した。第11管区海上保安本部石垣航空基地所属のヘリコプターを使い、機内での救急救命、医療行為などの訓練を実施した。
洋上の船舶上で傷病者が発生した際、医師らを海上保安庁の巡視船やヘリコプターなどにより、急送し患者を引き取り、加療しつつ陸上の病院にできるだけ早く搬送する訓練。
医師、看護師は到着した海保のヘリ内で「電源はどこからとれるか」「点滴を下げるところはあるか」などを確認した。
宮古島徳洲会病院の増成秀樹医師は「突然発生するので、年に1回くらいは訓練をやっておいた方が良いと思う」と話した。
石垣航空基地からのヘリコプターが到着するまでの間、宮古空港で医師と看護師を対象に、第十一管区海上保安本部救難課の外山龍係長が「危険なので、ヘリが到着しても翼が回転している間は近づかず、機長のOKが出てから誘導員の指示で近寄ること」などと説明した。
その後、参加者を3班に分け、実際に飛行している機内での訓練を実施した。