優良公民館などを表彰/県研究大会宮古地区大会
宮古は8施設が受賞/分科会で公民館のあり方討議
第43回県公民館研究大会宮古地区大会(主催・県公民館連絡協議会、宮古地区公民館連絡協議会)が22日、市中央公民館で開かれた。県内の公立、自治公民館関係者ら470人が参加。宮古の8施設を含む優良自治公民館などが表彰されたほか、いけま福祉支援センターの前泊博美理事長が池間島で実践している島おこしについて講演。午後からは三つの分科会に分かれ、公民館のあり方について討議が行われた。
同大会は、県内の公民館や生涯学習、社会教育の関係者が一堂に会し、日ごろの実践を基に討議を行い、公民館活動の充実、発展を目指すことを目的に毎年、開催。宮古島での開催は2007年以来の6年ぶり。
「活力と魅力あるコミュニティづくりをめざす公民館活動のあり方」がテーマの今大会。午前中は全体会が開かれ、県公民館連絡協議会の城間幹子会長が「地域が直面する課題解決に向け公民館がどう取り組むか、活発な研究討議を行ってもらうことになる」と参加者に呼び掛けた。長濱政治副市長は「活発な議論と意見交換で、実り多い大会となることを期待している」などとする県外出張中の下地敏彦市長のあいさつを代読した。
表彰では、優良自治公民館18カ所と、優良職員、功労者20人に城間会長から賞状が贈られた。宮古島からは、下崎地区公民館、久松地区公民館、高野集落農事集会所、狩俣集落センター、与那覇自治公民館、川満自治会、新里農村構造改善センター、野原構造改善センターの8施設が受賞した。
受賞者を代表して狩俣集落センターの上原正行センター長は「受賞を機に、地域の集いの場所、勉強をする場所、絆を深める公民館としてこれからも頑張っていきたい」と抱負を語った。
講演では、前泊理事長が「『今日も楽しいね』と笑って生きられる島をめざして~池間島における高齢者を主役とした島おこし実践」と題し、高齢者世帯での民泊受け入れによる島おこしの取り組みを紹介した。
午後からは三つの分科会を開催。第1分科会は「あたらしい時代の公立公民館のあり方」、第2分科会は「公民館と学校・家庭の連携のあり方」、第3分科会は「地域づくりの拠点としての自治公民館のある方」をテーマに参加者が意見を交わした。