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社会・全般
2013年11月29日(金)9:00

商店街の特色打ち出せ/西里通りの振興模索

商業活性化アドバイザー 土肥さんが地域振興で講演


講演を熱心に聞く参加者ら=27日、花ギャラリーTOMOE

講演を熱心に聞く参加者ら=27日、花ギャラリーTOMOE

 「西里大通りみらいづくり~全国の事例から学ぶ実践的事業手法の提案~」と題した講演会(主催・西里大通り商店街振興組合)が27日、花ギャラリーTOMOEで行われた。中心市街地商業活性化アドバイザーの土肥健夫さんを講師に迎え、西里大通り商店街の活性化や地域振興などについて学んだ。


 土肥さんは、「西里商店街として、何を価値として提供できるかが問われる。その集積である商店街でなければ生き残れない。商店と西里通り商店街は運命共同体」と指摘した。

 また、同振興組合が掲げている西里大通り振興のための「テーマパーク化や温故創新」の概念について土肥さんは、「大切なことは、最後に目指すべきゴールをしっかりと示すこと。テーマパークであるのなら、そのテーマを早く決める必要がある」と述べた。

 商業を取り巻く環境は厳しさを増していることを指摘し「2004(平成16)年から07(同19)年は16分弱で1店舗が減少している」と統計を示した。

 10年後に商店街がどう変化していくかについて「大競争・中小店の淘汰から大型店寡占、過度合理化時代を迎える」との予想を述べた。その後は「発見のある空間の価値が再認識される時代へと流れる」と話した。

 その背景として大型店舗の顧客アンケートの一例を示し「顧客は大型店舗は品揃えは良いが、面白味や発見がないとわがままな答えを書いている」と述べ、「必要な物だけではなく、ほしい物を求められるような状況で、西里商店街も何らかの発見があるとか、特色があるという期待感を持たせられれば、付加価値がありえるものになると思う」などと指摘した。

 さらに「無理な形で道路の幅員を広げることは、やってはいけないこと」と話し、「自分の店を捨てるか、街を捨てるか、あるいはこの中で頑張り何らかの価値を出していくという以外の選択肢はあり得ない」と強調した。


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