島の特産品一堂に
宮古の産業まつり開幕
第36回宮古の産業まつり(主催・同まつり実行委員会)が30日、ダイワドライビングスクール跡地(ぱいながまホール隣)で開幕した。初日から多くの市民が来場し、宮古の産業に触れながら特産品を買い求めた。宮古島市の友好交流都市の物産もずらり。それぞれ飛ぶように売れた。まつりはきょう1日まで。
産業まつりは「出会い・ふれあい・感動! みゃーくぬ すぐりむぬ」をテーマに開催。宮古の産業を広く紹介して生産者の生産意欲を高め、島の特産品および県産品に対する消費者意識の高揚を図ることが狙い。
会場では、黒糖やサトウキビジュースが無料で振る舞われ、オクラやダイコン、イモ、葉野菜、野菜の苗、花などが安値で販売されている。マグロカツバーガーや揚げ魚、クルマエビの串焼きもある。
宮古島市の友好交流都市の新潟県上越市板倉区や静岡県藤枝市、福島県西会津町のブースも設置。米や野菜、果物、酒、銘菓など各地の特産品が販売されている。
サトウキビの奨励品種や植物検疫パネルも展示。太陽光発電システム、ロボット、エコ車両は「エコの島」をアピールしている。
開会セレモニーで実行委員会の下地義治会長は「宮古の特産品をはじめ島内外のさまざまな商品に触れて、その品質の良さを再確認する良い機会」とまつりの意義を強調。「今後も地域特性を生かした産業振興を目指し、関係機関と連携して宮古経済の自立化に取り組んでいきたい」と決意を示した。
仲井真弘多知事(代読)と下地敏彦市長は来賓祝辞を述べ、産業まつりの開催に伴う宮古地区の一層の振興に期待を込めた。
関係者によるテープカットでまつりが幕開け。多くの市民が一斉に会場入りして新鮮な農林水産物ほか島の特産品を買い求めた。
各ブースでは、生産者や事業所が自慢の特産品を丁寧に説明。買い物客は島の産業に対する理解を深めた。友好交流都市のブースも大人気で、ひっきりなしに買い物客が訪れていた。
特設ステージでは池田書道教室が書道、久松中学校の生徒はダンスのパフォーマンスを披露。伊舎堂さくらさんはミニライブを披露して祭りを盛り上げた。
まつりはきょう1日の午前10時から午後5時まで。特設ステージでは、職場対抗カラオケ大会や宮古そば料理コンテストの表彰式などが行われる。主催者では多くの市民の来場を呼び掛けている。