がん患者へ手作りタオル帽子贈る
宮総実ボランティア部
宮古総合実業高校ボランティア部のメンバーらはこのほど、タオルを使って作った帽子「ハッピーキャップ」約50個をクリスマスに合わせ作製。25日に宮古病院を訪れ、がん患者へのクリスマスプレゼントとして安谷屋正明院長に手渡した。
同部によるキャップの寄贈は、化学療法を受けるがん患者がつらい治療を乗り越えるエールになるようにとの願いを込めて昨年から実施。2回目となる今年も昨年同様、がん患者を支援している「ゆうかぎの会」(真栄里隆代代表)と乳がん患者の会「まんま宮古」(深澤麗子会長)、佐和田手芸店の協力で、昨年の倍となる50個を完成させた。タオルは生徒たちが学校で提供を呼び掛け集めた。
寄贈式では、部員を代表して下地恵美梨さん(2年)が「がん患者のために『ハッピーキャップ』を届けに来た。一つ一つ心を込めて手作りで作ったので、この帽子が一人でも多くの人に元気や笑顔を届けられたらうれしい」との思いを語った。
安谷屋院長は「すてきなプレゼントをありがとう。皆さんの人を大切に思う心がうれしい。いつまでもそういう気持ちを持ち続けてほしい」と呼び掛けた。