歳末商戦が本格化/市内スーパー
正月用品売れ行き好調
年の瀬も迫った28日、市内のスーパーで歳末商戦が本格化した。お歳暮用ギフトセットや鏡餅、しめ縄、豚肉などの正月用品が飛ぶように売れている。商戦はきょう29日、ピークに入る。
ギフトコーナーでは、食品や菓子、酒類、日用雑貨の詰め合わせセットが山積みにされた。
市内西里のスーパーの店員によると、最も売れているギフトは米セット。2位が食用油、3位シーチキンと続く。売れ筋価格帯は、1000円前後。値段の高い泡盛の干支ボトルも好評という。
同店員は「宮古の景気は良いようだ。やや高いギフトの動きもいい」と話した。
50代の主婦は食用油やハムセットを10個買った。代金は約1万5000円。送り先は日ごろ親しく付き合っている親戚や近所の人たち。「毎年のことだが、訪ねて顔を合わせるだけで心が和む」と笑顔だった。
豚肉を格安で販売した精肉コーナーは、大勢の客で混雑した。豚肉の売れ行きは通常の日の4倍。担当職員は「(陳列用ボックスに)置いても置いても間に合わない」とうれしい悲鳴を上げていた。
食品は正月料理に欠かせないコンブ、シイタケ、ゴボウ、コンニャク、大みそかに食べる年越しそばやカマボコなどよく売れていた。