「宮古島空港市場」オープン/コーラル社
自社製品のほか無農薬野菜も
市が出資する第3セクター「コーラル・ベジタブル社」(社長・下地敏彦市長)の宮古空港直売店「宮古島空港市場」が23日、オープンした。オープンセレモニーには、真栄城徳彦市議会議長、宮古空港ターミナルビルの下地義治社長(宮古島商工会議所会頭)ら来賓が訪れ、同店の開店を祝った。式辞で下地市長は「わが社の製品の良さや宮古特産品を県内外に広くアピールし、会社再生に向け社運を懸けて取り組む所存。本来の会社理念である農家所得の向上に向けて店舗運営に力を注いでいきたい」とあいさつした。
来賓あいさつで真栄城議長は「宮古島の自然に対する内外からの評価は非常に高い。その特産品の良さや社の製品の良さを多くの観光客に伝える拠点として空港店が発展することをお祈りする」と祝辞を述べた。
下地会頭の発声で同社製品のアロエベラジュースで祝杯を挙げた後、関係者らは店舗入り口でテープカットを行った。
同社代表取締役の真榮城忠之専務によれば、同店にはアロエベラジュースやマンゴージュース、この日から販売開始したアフターサンローション「みやこの潤い」などの自社製品15種類のほか、宮古島産無農薬野菜や6次産業化で作られた加工品、老舗宮古土産菓子類など約160品目を店頭販売するという。
同店のコンセプトとしては安全安心な宮古特産品を島内外に広くアピールすることで、地場の一次産業に寄与することを目標にしている。
真榮城専務は「野菜類はすべて無農薬で作られたものをそろえ、安全安心でおいしい島の特産野菜を紹介するとともに、自社製品を広くアピールする拠点となる」と説明し、野菜類は宅配便を使って送付し、観光客の荷物の負担にならないような販売展開を行うとしている。
売り場面積は約30平方㍍で、午前8時~午後8時まで営業。売り場スタッフは店長を含め4人で対応する。