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社会・全般
2014年6月3日(火)9:00

「花いっぱい」着実に浸透/13年度実績

96団体が8万本の苗育てる


花の手入れをする住民ら=2日、平良仲屋地区

花の手入れをする住民ら=2日、平良仲屋地区

 花の種やビニールポットなどの栽培資材を無料提供する市の「花いっぱい推進事業」は徐々に浸透し、学校や公共施設、道路沿いなどを美しい花が彩るようになった。市農林水産部みどり推進課によると、2013年度に種の提供を申し込んだ団体は96で、前年度の78より18団体増えた。種は10万5900個をまき、8万4720本の苗を育てた。

 同事業は潤いや、やすらぎのある花いっぱいの島づくりを目的に、合併の年の05年に始まった。

 事業の活用は、各学校で定着した。任意団体では県道83号線(旧北市場通り)沿いを花いっぱいにする「遊楽路友の会」(世話人・砂川泰忠)の活動が注目を集める。

 昨年8月に平良仲屋の9軒の隣近所の人たちで発足した。隣組のにぎやかな活動は環境美化だけでなく、コミュニティーづくりにも役立っているという。

 同会は昨年1000個の種の提供を、みどり推進課に申し込んだ。種類はインパチェンス、ベゴニア、サルビア、マリーゴールド、ゼラニウムの5種類。3月以降咲き誇り、道行く人の目を楽しませている。

 砂川さんは「友の会の活動が起爆剤になって、通り一帯を花が埋め尽くすようになれば」と、波及効果に期待を寄せた。

 みどり推進課の根間正三郎課長は「花いっぱい運動は、学校や公共施設には定着した。今後は全住民を網羅した形で進めていきたい」と述べ、事業対象を市民レベルまで広げる考えを示した。具体的には「遊楽路友の会」のような隣組団体の結成を働き掛けていく方向を描く。

 市の花いっぱい推進事業は、グリーンコミュニティー支援事業を実施した県緑化推進委員会や道路里親制度を推進する市民運動実践協議会グリーン部会(友利吉博部会長)と連携して取り組んできた。

 花の種はマリーゴールド、サルビア、インパチェンス、ペチュニア、ゼラニューム、ベゴニアなどを提供した。申し込んだ団体は、袖山の育苗施設で苗を育て、持ち帰って植えている。


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