12/02
2024
Mon
旧暦:11月1日 大安 己 
社会・全般
2014年6月22日(日)9:00

鳴き声に耳すます

ツマグロゼミ観察会/上野新里の子供たち


ツマグロゼミを探す子供たち=21日、上野新里

ツマグロゼミを探す子供たち=21日、上野新里

 上野新里集落の子ども会(佐渡山公平会長)は21日、同集落内のツマグロゼミ増殖施設周辺で同セミの観察会を開いた。ツマグロゼミは市指定の天然記念物で、梅雨のころ出現する。宮古では生息地が新里や城辺の砂川、友利などに限られる「絶滅の危機にある地域個体群」。観察会は希少なツマグロゼミの生態を知ってもらい、保護につないでいく狙いで毎年開いている。

 観察会には親子合わせて、20人以上参加した。

 ツマグロゼミは屋敷木のイスノキに主に生息する。体長19~28㍉の小型のセミで、だいだい色や青緑色などの体色が美しい。頭を下に向けて木に止まり「シー、シー、シー」と鳴く。新里の方言では「ヌスピィガーラ」と呼ぶ。

 子供たちは耳を澄ませて鳴き声を聞き、その方向に目をこらして姿を探したが見つからなかった。

 上里玲遠君(上野小4年)は「週に2回ぐらいは家の近くで見る。体の色が美しい。きょうは見られなくて残念」と話した。

 ツマグロゼミ増殖施設は屋敷を囲っていたイスノキがブロック塀に変わり、生息数が激減したことを受けて、旧上野村が保護を目的に1996年に設置した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!