11/09
2024
Sat
旧暦:10月9日 赤口 丁 
社会・全般
2014年7月22日(火)9:00

五穀豊穣を祈願/男性300人が参加

西原で「フゥッビューイニガイ」


神酒が振る舞われた「フゥッビューイニガイ」=20日、西原集落の仲間御嶽

神酒が振る舞われた「フゥッビューイニガイ」=20日、西原集落の仲間御嶽

 宮古島市平良の西原自治会(山村日出男自治会長)で20日、集落の五穀豊穣や発展を願う「フゥッビューイニガイ」が行われた。正装の男性約300人が参加。茶碗で全員に神酒(みき)を振る舞う「フゥチャバン酒」などの儀式を執り行った。

 神酒は自治会などで造り、同日早朝ウパルズウタキ(大主御嶽)と仲間御嶽の神前に供えた。

 ウパルズウタキには、女性のお年寄り(オバー)たちや、ナナムイオジー(48~55歳の男性)が集い、「フゥッビューイニガイ」を行った。

 ナナムイオジーたちは午前10時ごろには、仲間御嶽に移動し先輩のオジーたちと合流した。

 同所ではナナムイオジーの各同期代表2人が、順番でみんなの前に立って口上を述べた後、オトーリのような形で「フゥチャバン酒」を回した。

 同席で1959年生(55歳=ナナムイオジー最高齢)代表の我如古恵勇さんは「五穀豊穣(ほうじょう)と西原集落の毎年の発展を願っている。先輩たちには西原の一層の発展のために、後輩の私たちを教え導いていただきたい」というあいさつを方言で行った。

 同日は「フゥッビューイニガイ」に参加するため、全国各地から同集落出身の男性たちが駆け付けた。

 名古屋から訪れたナナムイオジー1年生(65年生)の下地聡さんは「古里で先輩たちと過ごすと、気分が晴れる。古里の先輩たちの励ましは、明日からの仕事のエネルギー源になる」と話した。下地さんの同期生たちは、先輩の世話役を懸命に務めていた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月9日(土)9:00
9:00

「観光は地方創世の柱」

観光庁・長﨑部長ら視察来島/座喜味市長と意見交換   国交省観光庁の長﨑敏志観光地域振興部長と跡見学園女子大学の篠原靖准教授が8日、市役所に座喜味一幸市長を訪ね、宮古島観光振興で意見を交わした。市は観光庁の地域観光新発見事業補助金を活用して実施する事…

2024年10月28日(月)9:00
9:00

宮古・石垣線6年半ぶり再開

ANA、初便乗客に記念品   全日本空輸(ANA)は27日、宮古-石垣路線を6年半ぶりに再開した。先島諸島における利便性の向上を図ることが目的で1日1往復。運航機材はボーイング737-800型機(定員166席)。ANA宮古支店の吉岡大支店長らが、初便…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!