特定集団健診始まる/伊良部地区からスタート
市、「積極的受診を」/9月27日まで
2014年度特定健診の集団健診(保健センター、公民館で実施)が19日、伊良部地区を皮切りにスタートした。初日は、東地区構造改善センターで午前8時30分から同11時までに50人が受診した。きょう20日も同センターで行われ、午前に加え午後の部も午後1時~同3時まで行われる。市では「伊良部島での実施は22日まで行われるので期間中に積極的に受診してほしい」と呼び掛けた。
14年度の集団検診は、8月19日~9月27日までの29日間実施する。地区別の実施日は、伊良部が19~22日まで、下地が25、26日。上野が27日~29日。城辺が30日~9月5日。平良が9月6日~同27日まで。
市では「もし、自分の地区で受けられなかった場合でも他の地区の集団検診でも受診できる。がん検診も含めて積極的に受診してほしい」と訴えた。
個別健診(医療機関での受診)を含めた特定健診全体における宮古島市の受診率は09年度から3割台で推移。10年度から12年度は37%台となっていたが13年度は速報値ではあるが36%台となっている。
また昨年、宮古島市が発表した2011年度の同健診の結果で男女ともすべての健診項目で県平均を上回るなど健康問題が深刻な状況となっていることから市国民健康保険課では積極的な受診を呼び掛けている。
メタボリック症候群で沖縄県は全国1位。その中で宮古島市は県内11市の中でワースト1位となるなど市にとって健康問題は喫緊の課題となっている。
健康面で深刻なデータが示されている一方で、健診を受けて所見を得ても病院にかからない市民も多く、健康に対する意識が低さも指摘されている。さらに、特に40~50代の働き盛りの受診率が低いことも問題として警鐘を鳴らしている。