06/14
2025
Sat
旧暦:5月19日 大安 甲 
社会・全般
2016年6月11日(土)9:03

交差点に緑のハート

通行人の心癒やす/平良下里ガングリユマタ


自然に伸びてきたシマヤマヒハツをハート形にせん定した主婦=8日、平良下里のガングリユマタ交差点

自然に伸びてきたシマヤマヒハツをハート形にせん定した主婦=8日、平良下里のガングリユマタ交差点

 市内の民家ブロック塀に、緑のハート形の植物が育ち、通行人やドライバーの心を癒やしている。最初からハート型で育ったわけではなく、この家に住む主婦がせん定して整えた。道行く人の目を楽しませるだけでなく、「以前はあったポイ捨てもなくなった」と心理面でも大きな効果を発揮している。

 緑のハートはシマヤマヒハツで、平良下里の通称「ガングリユマタ」交差点で見られる。

 自然に生えてきたもので、最初は丸形にせん定したが、伸び具合を見ながら徐々にハート形に整えた。

 今では1カ月に1回のペースでせん定し、きれいな形を維持している。しばらくせん定をしないと、知り合いから「伸びているよ」と連絡があるという。

 主婦によると、この付近は通学路になっていて、子供たちが食べたと思われるお菓子の袋などがたびたび捨てられていた。

 しかしハート型にせん定すると、ポイ捨てがすっかりなくなったという。

 「ぜひ取材してほしい」と、情報提供してくれた女性は「殺伐としたニュースが多い中、この緑のハートを見ると、自分を応援してくれているような気分になり、穏やかな気持ちになる」と語った。

 市市民運動実践協議会グリーン部会の友利吉博部会長は、植物を立体的に形づくる造形物(トピアリー)に似ていると言い「見る人の心を和ませる雰囲気づくりに一役買っている」と話した。

 しかし、この塀と家は道路拡幅のため9月には、取り壊されるという。ハート形のシマヤマヒハツの行く末は決まっていない。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年6月4日(水)9:00
9:00

8月就航を市に報告/台北-下地島

スターラックス航空日本支社長   台北(桃園)-宮古(下地島)線を8月22日から就航させる、スターラックス航空日本支社の王雲翔支社長は3日、下地島エアポートマネジメントの鶴見弘一社長らと共に市役所を訪れた。砂川朗副市長に就航を報告し、台湾と宮古島、双…

2025年5月29日(木)9:00
9:00

24年度旅客数、過去最高に/下地島空港

年間49万6000人が利用/前年度実績を17%上回る   第20回下地島空港活性化協議会(会長・嘉数登市長)が28日、市役所で開かれた。同空港や宮古圏域の活性化に向けた施策の協議や同空港の現況などについて意見交換などが行われた。下地島空港の現況では2…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!