南国での海水浴を満喫/岐阜県白川町の児童
前浜ビーチで歓声/海・山体験、下地の子供と交流
「海がきれい!」-。岐阜県白川町と下地地区の児童が交流を深める2016年度「海・山体験交流宿泊研修会」が始まった。白川町の児童22人は3日、下地地区の児童と一緒に前浜ビーチに繰り出し、真夏の太陽光と海水を全身に浴びながら宮古島を満喫した。
今年の夏の交流会は2日に始まった。同日午後に宮古入りした白川町の子どもたちを、下地地区の児童らが空港で出迎えた。
洲鎌芭琉君は「短い限られた時間の中、楽しみながらたくさん交流し、忘れられない思い出をいっぱいつくろう」と呼び掛けた。白川町の佐見小学校5年の田口大夢君は「宿泊研修では宮古島の子と交流して楽しく過ごしたい」と応えた。
この後、白川町の子どもたちは博愛漁港や地下ダム資料館を回り、夜は宿泊先の宮古青少年の家から見える星空を楽しんだ。
交流2日目は池間大橋や伊良部大橋を渡り、雪塩製塩所も見学した。午後からは最も楽しみにしている海水浴に繰り出した。
子どもたちは水着姿で大はしゃぎ。白川町の児童は海水をなめたり、真っ白な砂浜に触れたりして宮古島の夏を満喫した。
バナナボートにも乗って歓声を上げた。勢いよく海上を滑りながら心地よい風と海水を浴びた。
白川小6年の山口真歩さんは「バナナボートは少し怖かったけど、面白かった」と満足そう。「宮古島の海はきれいで、白川にはない。友達もたくさんできて良かった」と話した。
白川北小5年の大岩直隆君は「初めて海で泳いだけど海水がしょっぱい」と感想を話し、「バナナボートは勢いがあって、とても楽しかった。昨日はさそり座を見ることができた」と2日間を振り返った。
交流宿泊研修会はきょう4日まで。市役所平良庁舎を訪問したり、東平安名崎を観光したりした後、午後の便で帰路に就く。
体験交流は2003年にスタートした。夏は白川町の児童が宮古島を、冬には下地の児童が白川町を訪問し、交流を深めている。