「最高に楽しかった」/ミャークヅツ
男性ら満喫し帰路へ
伊良部の佐良浜、平良の池間島、西原の3地区のふるさとで伝統行事「ミャークヅツ(宮古節)」を楽しんだ男性らのUターンが11日、始まった。宮古空港では男性らが搭乗手続きを済ませ、見送りに訪れていた友人らと来年の再会を誓い合っていた。12、13の両日がUターンのピーク。
ミャークヅツは男性中心の行事で、旧年中の五穀豊穣(ほうじょう)や大漁に感謝し、向こう1年間の豊作・豊漁を祈願する。
3地区とも甲午(きのえうま)の日に当たる9日に始まった。池間島と西原が3日連続行い、11日に終了。佐良浜は4日連続執り行うため、きょう12日に終わる。
大城厚司さん(56)、池間正治さん(56)、池間和幸さん(51)の3人は一緒に沖縄本島から帰省し、佐良浜のミャークヅツに参加。仕事の都合で11日にUターンを早めた。
3人は「最高に楽しかった。ミャークヅツはすばらしい行事なので、来年も参加する」と口をそろえた。
愛知県から帰省した与那嶺豊美さん(50)は「佐良浜の同窓生の男性たちがミーウヤ(新親)で初参加するので、お祝いのために里帰りした。同窓生たちと一緒に踊った後、盛大に祝宴を開いた」と笑顔で語った。