04/20
2024
Sat
旧暦:3月12日 友引 甲 
教育・文化 社会・全般
2016年9月17日(土)9:06

勇壮、優雅に「マストリャー」/上野野原十五夜行事

満月の下で豊年祈願/2年ぶりの開催喜ぶ


力強い棒振りを披露する男性の踊りは見る者をくぎ付けにした=15日、上野野原の野原公民館

力強い棒振りを披露する男性の踊りは見る者をくぎ付けにした=15日、上野野原の野原公民館

 上野野原の伝統行事「野原のマストリャー」が旧暦8月15日の十五夜に当たる15日夜、野原公民館で行われた。満月の月明かりの下、男性は豪快な棒踊りを披露、女性は優雅な舞を奉納し、向こう一年間の五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。昨年は台風の影響で中止となり2年ぶりの開催となったことから、会場の公民館には多くの地域住民と観客が訪れ、脈々と受け継がれてきた伝統の行事を見守った。


クバ扇を手に優雅に踊る女性たち

クバ扇を手に優雅に踊る女性たち

 午後10時を過ぎたころ、集落内の子組、寅組、午組、申組の4カ所の升元で酒宴を開いていた男性らが野原公民館に集合し、今年のマストリャーが幕を開けた。

 台風16号接近の影響で開催も不安視されていたが、夜空には満月が輝き、会場を月明かりで照らした。

 男性は勇ましい掛け声とともに棒を打ち鳴らし、女性はクバ扇や四つ竹を手に優雅な舞を披露した。

 屈強な男性たちが荒々しく棒をたたく音が響く中、女性たちは静かに流れるように舞い、円を描くように踊り続けて豊作を祈願した。

 公民館に訪れた住民や観光客たちは、心地よい秋風を受けながら十五夜の夜に300年続くといわれるマストリャーの世界を堪能した。

 野原部落会の島尻信徳会長は「昨年は台風で中止になり、今年も台風接近で心配していたがきれいな満月の下でマストリャーが開催できることをうれしく思う。地域に受け継がれてきた素晴らしいマストリャーをこれからもしっかり継承していきたい」と意気込みを示した。

 マストリャーは国選択および市指定の無形民俗文化財。語源は穀物が税だった時代に「升取屋」と呼ばれる升元にこれを納めていたことに由来する。祭りは税の完納を喜び、来る年の豊作を祈願して行われるようになったと伝えられる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年4月17日(水)8:58
8:58

専用ターミナルが完成/ビジネスジェット

CIQ施設も設置/下地島空港   三菱地所は、県が推進する下地島空港および周辺用地の利活用事業の一環として「下地島空港における国際線等旅客施設整備・運営およびプライベート機受け入れ事業」の一つとして、下地島空港周辺にビジネスジェット専用施設「みやこ下…

2024年4月7日(日)8:54
8:54

海岸ごみ「ほっとけない」/500人参加しビーチクリーン

「第3回ほっとけないプロジェクト~海辺のミライをみんなで守ろう」(主催・同プロジェクト実行委員会)が6日、新城海岸で行われた。宮古島海上保安部やボランティアサークル、空手道場など各団体のメンバー、家族連れ約500人が参加しビーチクリーンを実施。発泡スチロールや…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!