07/27
2024
Sat
旧暦:6月22日 先負 壬 
社会・全般
2018年4月14日(土)8:57

キビ畑に恵みの雨/宮古島地方

平良下里で92㍉観測


まとまった雨を観測した宮古島地方。サトウキビにとっては恵みの雨となった=13日、市上野のサトウキビ畑

まとまった雨を観測した宮古島地方。サトウキビにとっては恵みの雨となった=13日、市上野のサトウキビ畑

 13日の宮古島地方は各地でまとまった降水量を観測した。午前0時から午後6時までの総雨量は平良下里で92㍉、先月20日に21㍉を観測して以来の2桁降水量となった。サトウキビの株出しや春植え栽培の圃場にとっては恵みの雨に。生産農家は「最高の雨だ」と次期豊作に期待を込めた。

 気象台によると、南から湿った空気が流れ込んだ影響で雨が降った。局地的に発達した積乱雲が宮古島にかかったこともあり、特に平良で強い雨を観測した。

 宮古各地の雨量は▽平良下里92㍉▽平良鏡原74・5㍉▽城辺54㍉▽下地島空港28・5㍉▽多良間仲筋40㍉-。各地で2桁降水量を観測した。1時間の最大降水量は平良の32・5㍉。

 宮古島は先月下旬から雨が少ない傾向にあった。4月に入っても11日の4・5㍉が最高で、株出し管理や春植えのサトウキビ畑では水が求められていた。

 この状況下、13日は全域で雨が確認された。圃場を十分に潤す降水量で、特にサトウキビ農家は「恵みの雨だ」と口をそろえた。

 城辺さとうきび生産組合長の照屋秀雄さんは「まさに干天の慈雨」と喜び「水が本当にほしかった。この雨は大変ありがたく、株出しや春植えの萌芽にも十分効果がある」と話した。

 糖業関係者も「大変良い雨だ」とコメント。一部ではロール現象手前だったサトウキビも回復するとみている。沖縄製糖の砂川玄悠専務は「恵みの雨だ。芽出しにとって、とても良い雨になった」と話した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年7月21日(日)9:00
9:00

キッチンカーグルメ満喫 「 ひらりんマーケット 」

ひらりんマーケット(主催・日本観光振興協会、宮古島市)が20日、平良港内のひらりん公園で開催された。会場には、たこ焼きやかき氷などキッチンカーが6台、アクセサリーなど物販が8店舗参加し、地元住民やクルーズ船観光客らがお目当ての商品を買い求めながら交流を楽しんだ…

2024年5月24日(金)9:00
9:00

観光映像祭で準グランプリ

宮古上布テーマのPR映像 宮古島観光協会(吉井良介会長)の持続可能な観光PR映像「a letter from 島を継ぐ」が第6回日本国際観光映像祭で準グランプリに輝いた。また、地方観光カテゴリでは最優秀賞を受賞した。

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!