地域挙げ長寿祝福/久貝自治会敬老会
「健康で心豊かな人生を」
平良の久貝自治会(渡真利善信会長)の第95回敬老会が8日、久松公民館で行われた。最高齢の男性93歳の渡真利浩さん、根間太郎さん、女性98歳の長濱マツさんら敬老会員の長寿を、盛大に祝った。式典では久貝老人会の與那覇諭会長、宮古島市議会の佐久本洋介議長らの音頭で乾杯し、敬老会員109人(男性46人、女性63人)の長寿と健康を祝した。今年の敬老会新入会員は男性4人、女性1人の計5人。久貝の敬老会は1915(大正4)年に第1回が開催されたと記録に残っているという。
渡真利会長は「長寿の地域で今後も、豊富な知識と貴重な生活経験を語り継ぎ、自治会発展に寄与していただき、健康で心豊かな人生を明るく過ごされながら、後輩のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします」とあいさつした。
来賓として出席した長濱政治副市長は「わたしも久貝の住民。昨年、敬老会の仲間入りをした。後輩ができたことをうれしく思う。このように盛大なお祝いは素晴らしい。さらに会員相互の絆を深め、自治会が発展することを願う」と祝辞を述べた。
新入敬老者を代表して宮国恵人さんが「敬老会に参加するに当たり、これまで多くの先輩方にいろいろなことを教わり、後輩たちにもいろいろお世話になったことに感謝する。伝統ある久貝自治会の敬老会を喜びたい」とあいさつした。
祝賀会は與那覇郁代さんと平良命子さんによる「トーガニアヤグ」で幕を開けた。久松小学校5年生23人によるリズムダンスや一条流の松原綾子さん、玉元恵子さんによる舞などが披露され、会場からは大きな拍手が湧いた。
来賓らの音頭による乾杯が続き、参加者の健康と長寿を祝うと共に祈念した。