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社会・全般
2019年7月9日(火)15:30

砂浜の賃貸めぐり対立・来間島

重機が入った「パチャ」と呼ばれる砂浜=8日、来間島

重機が入った「パチャ」と呼ばれる砂浜=8日、来間島


 来間島の漁港に隣接する砂浜の部落有地の賃貸を巡り、来間部落会の役員と一部住民らで意見の対立が起きている。住民5人は8日、現状説明を求める要望書を部落会に提出。大浦邦夫会長が不在だったため、別の役員が代理で受け取った。本紙の取材に対し、大浦会長は「現在は仮契約書を作成中で司法書士に頼んでいるところ。仮契約書がまとまり次第、懇談会または意見交換会を開き、内容を説明したい」と述べた。


 問題となっている場所は、来間漁港に隣接する「パチャ」と呼ばれる砂浜。部落会はこの砂浜が反社会勢力に利用させないことを目的に、部落有地を賃貸させることを考えている。
 部落会は5月日に臨時総会を開き、部落有地を賃貸することを提案した。すでに接触のあった島外の人物からの企画書を元に話を進めようとしたため、一部の住民が反発した。


 企画書の受け付けを1週間延長したが、提出はなかったとして、部落会は6月7日に「契約に向けての調整に入った」などとした文書を掲示板に張り出した。
 その後、7月1日に砂浜に重機が入っていたため、住民らは「仮契約の内容も知らされていないのに、工事が始まった。早急に説明会を開催してほしい」と要望書を提出した。


 住民らは「パチャは先祖代々より守り受け継いだ大切な土地。時間を掛けて、住民が納得するまで話し合いを重ねて決定していくのが、島のあるべき姿だ」と丁寧な説明を求めた。
 要望書を受け取った役員は住民らに対し、「仮契約したが、本契約はまだだ」と説明。しかし、その後の会長らとの会議の中で仮契約書は現在作成中で、認識が誤っていたことが明らかになった。


 部落会と県土木事務所によると、砂浜の工事は、契約予定の業者が工事に入る前段階として整地に入ったと見られる。
 部落会は「説明する場は今後、掲示板などで伝えたい」としている。


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