3月定例会が開会/新年度予算案など審査へ
市議会
市議会(山里雅彦議長)3月定例会が2日、開会した。座喜味一幸市長が就任後では初の定例会。初日は総額378億9400万円の2021年度一般会計当初予算案など計39議案を提案した。新年度の重点施策に盛り込んだ新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種事業やサトウキビ収穫支援などの新規事業も含まれている。会期は25日までの24日間。
3、4日は提案議案に対する質疑、5日から付託された議案の集中審査を行う常任委員会が開かれる。一般質問は18~19日、22~24日の計5日間行われる。
当局提出の議案は、新年度予算案や20年度補正予算案など予算関係が20件、条例関係が15件、そのほか財産の無償譲渡案や市道路線の認定案件など。
新年度予算案の総額は、前年度より64億4600万円少ない378億9400万円で編成され、新型コロナ対策で約2億8500万円を計上している。
選挙戦で訴えた農業振興については、サトウキビの収穫1トン当たり500円を支給する支援事業に1億5300万円、夏植えの拡大を狙う新植促進事業には960万円、農産物の出荷輸送費の一部を補助する農産物流通条件不利性解消事業には700万円を充てた。
条例関係では、市総合型防災情報システム設置条例や、市伊良部屋外運動施設の設置および管理に関する条例の制定案などが提出された。
県会計管理者の伊川秀樹氏を副市長とする同意案や、座喜味市長の給料減額に関する議案は追加提出される見込み。