12/18
2025
Thu
旧暦:10月29日 友引 辛 
社会・全般
2021年3月3日(水)8:59

待ち遠しかったよ/1カ月ぶり貸出再開

子どもたち「早く読みたい」/市立図書館


待ちに待った図書館が再開し好きな本を借りにきた親子連れや子どもたち=2日、市未来創造センター内の市立図書館

待ちに待った図書館が再開し好きな本を借りにきた親子連れや子どもたち=2日、市未来創造センター内の市立図書館

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため県が独自で出していた緊急事態宣言が1日に解除され、閉鎖されていた市の公共施設も再開された。臨時休館していた市未来創造センター内の市立図書館では2日、約1カ月ぶりに貸し出し業務を再開。待ちわびた市民や子どもたちが足を運び、好きな本を手にゆったりとした時間を楽しんでいた。

 「コロナウイルスのころなっちとぼく」というタイトルの絵本を借りた小学生の砂川春優(はるな)さんは「図書館が開くのを楽しみにしていた。早く読みたい」とうれしそう。胸に絵本を抱えて足早に自宅へ向かった。

 伊良部島から来た池間初子さん(69)は「やっぱり図書館は良いですね。久しぶりにゆっくりと本を選びました」と話した。

 「本は心の栄養、体の栄養になる。そういったタイトルの本を選びました」と5冊を借りたと言い「全部読み終えて、返しに来るのが今から楽しみです」と笑顔だった。

 宮古島市に住んで6年になるというタイ人の福原ウォラワンさん(43)は5歳の娘と一緒に来館。「図書館の前を通るたびに利用者の車が見えず、館内の電気も消えていて寂しかった」と再開を心待ちにしていたという。

 日本語を勉強するための自身が読む本と、娘の絵本を手に「日本には図書館がたくさんあり、いつでも借りられる。とても素晴らしい」と話した。

 図書館職員によると、休館中に読みたい本を予約し、再開と同時に借りに来た市民が多く見られたという。「再開を待っていてくれたのかと思うとうれしい」と話した。

 感染防止対策のため、座席数の減、滞在時間は2時間などの制限は継続する。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年12月14日(日)9:00
9:00

新部長に野中さん選出/観光協青年部が臨時総会

宮古島観光協会青年部(西村貴宏部長)は13日、市内の飲食店で臨時総会を開催し、第代青年部長の選出を承認した。新部長には、たびのホテルlit宮古島支配人の野中泰斗さん(44)を選出した。

2025年12月10日(水)9:00
9:00

路線バスが週末無料に/市制施行20周年記念事業

13日スタート、8日間実施   市は9日、市制施行20周年記念として「宮古島生活バス路線利用促進事業」を実施すると発表した。同事業は島内を運行する路線バス7路線を週末など計8日間を無料とする。市役所で記者会見した市企画政策部の石川博幸部長は「この機会…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!