11保育施設が休園/新型コロナ
市、家庭保育の協力呼び掛け
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、市内の41保育施設のうち、11施設が休園していることが13日までに分かった。感染状況次第では、さらに増える可能性があることから、市子ども未来課では「できるだけ家庭保育をしてほしい」と保護者らへ登園自粛を求めている。市児童家庭課によると、学童は11施設中2施設が休所となっている。
同課によると、年明けから保育士や保育所職員、園児らの新規感染者が増えている。
休園の内訳は▽公立保育所2施設▽私立保育所(認可)8施設▽小規模保育事業施設・家庭的保育事業施設1施設│。また、二つの認可外保育園で感染者の報告がある。
同課は「PCR検査で陰性となれば開園してほしいが、濃厚接触者の特定調査が遅れている状況などもあり、時間が掛かっている」と説明。その上で「園児の感染状況は主に家庭からなので、家族に発熱などの症状がある場合は園児は休ませてほしい」と話している。
保育施設の休園が拡大している状況に、市法人保育園連盟(金谷福代会長)は「保育士の子どもが通っている保育園が休園したり、保育士が感染したりして出勤できずに少人数で保育している状況となっている」と指摘。「休園期間が長引けば、その分保護者の負担が増える。保育園に通う子どもたちはワクチン接種もできないため、エッセンシャルワーカーなどどうしても仕事を休めない場合以外は、しばらくの間は家庭保育をしてほしい」と協力を呼び掛けている。
子どもが通っている保育園が休園になったという40代男性は「これだけ感染拡大が続いており、保育園での感染もあるので休園は仕方ない。3人の子どもが家にずっといるので何かと大変だが、妻はもっと大変だと思う」と話した。