宮古、累計感染者3000人/新型コロナ
爆発的スピードで拡大/2週間で1000人増加
宮古島市では20日、新型コロナウイルス新規感染者が28人確認された。これにより2020年7月に初の感染者が確認されてから約1年6カ月で累計感染者数が3000人に達した。1000人に達するまでに約1年、1000人から2000人に達するまでには約5カ月かかったのに対し、2000人から3000人に達するまでの期間はわずか2週間。その期間の短さは、爆発的なスピードで感染者数が増加したことを示している。
宮古島市では20年7月29日に20代女性1人の感染を初めて確認した。その後、21年7月28日で累計999人となり、翌29日に新たに9人の感染を確認し1000人を超えた。さらに今年1月5日には1996人となり、翌6日に68人を確認し2000人を超えた。
そして7日には初の3桁となる110人を確認すると、8日に133人、9日に110人と3日連続で100人台となり、13日にも109人を確認。そのほかの日でも80人台から20人台の確認が続き、19日に37人を確認し累計が2972人となると、20日の28人で3000人に達した。
宮古島市では21年10月から12月までは感染拡大の状況は落ち着きを見せていて、1カ月で確認された新規感染者数は10月が16人、11月は1人、12月は3人にとどまり、12月31日時点での累計患者数は1902人だった。
しかし22年1月になると感染者が急増。1日から20日までの20日間での感染者数は1098人となり、1カ月感染者数が最も多かった21年8月の730人をすでに上回っている。
ただ18日の新規感染者数が44人、19日は37人、20日は28人と、ここ数日は減少傾向にあることから、感染拡大が収束に向かうことが期待される。